プロボクシング転向2戦目にフルマーク判定勝ちした那須川天心(25=帝拳)が一夜明けた19日、都内で会見した。

<ボクシング一夜明け会見>会見に臨む那須川天心(撮影・西海健太郎)
18日に東京・有明アリーナで行われた転向2戦目でメキシコ・バンタム級王者ルイス・グスマン(27)に3―0で判定勝ち。2度のダウンを奪うなど、4月のデビュー戦から進化した姿を披露し「自分のパンチで相手が倒れたことにびっくりした。信じ切れていない部分はあったので、自分を信じることが今後はできる。まだまだ楽しくなりますね」と笑顔を見せた。
「稲妻が走ったような感覚があった」と4回に痛めたことを明かした左拳は20日のレントゲン検査を受ける予定。「昨日より悪化している感じはしないので(大丈夫)。まずはしっかりと治したい」とまずは休養を優先させる考え。それでも「左手を使えなくてもできることはあるので、少し脳みそを休めてから動き出したい」と話し「一週間くらいで治らないかな」とおどけて見せた。
帝拳ジムの本田会長は那須川の2試合目を「2戦で14ラウンドできたことはいい経験」としながら「ガードを固めた相手をいかに崩すか」とし、今後は米国合宿などでこれまでとはタイプの異なるスパーリングパートナーを招集し那須川の成長につなげる方針。3戦目となる次戦は来年の1月に国内開催を予定しているが、「来年1回は海外に行くと」と来年の海外進出も示唆した。