W杯、レインボーカラーの帽子を着た女性を入場拒否。ネットで物議

W杯、レインボーカラーの帽子を着た女性を入場拒否。ネットで物議

  • BuzzFeed
  • 更新日:2022/11/25

11月20日に開幕したFIFAワールドカップ・カタール大会で、LGBTQを象徴する「レインボーカラー」の帽子を身につけた観客が、会場に入れないという出来事がありました。

注目されているのは、11月22日のウェールズ vs アメリカ戦が始まる前のこと。

Some Welsh fans were refused entry into the stadium tonight until they gave up their rainbow coloured bucket hat. ️‍ @NewyddionS4C
— Football Tweet ⚽ (@FootballTweet)

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動画に映っているのは、レインボーカラーのハットを被った観客。試合会場に入るため、セキュリティゲートを通過しようとします。

するとゲートを通過したところで、検査員に止められてしまいます。

検査員は「ちょっと確認してくるので待って」とハットを被った観客の女性に伝えますが、結局入場を許可されず、女性はそのまま立ち去ってしまいました。

実はこの女性、元ウェールズ代表の女子サッカー選手、ローラ・マクアリスターさん。報道機関のインタビューに応じ、次のように語っています。

'Clearly, I wasn't going to take my hat off... I pointed out FIFA had made lots of comments about supporting LGBT rights.' Former Wales footballer @LauraMcAllister has told ITV News that security at the Ahmed bin Ali Stadium refused to let her enter with a rainbow bucket hat.
— ITV News (@itvnews)

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「セキュリティを通ろうとしたら、帽子をとらなければいけないと言われました」

「『なんで?』と聞き返したら、『禁止されているから。スタジアムのなかでは着用できない』と」

「FIFAは、この大会でLGBTQ+権利をサポートしているじゃないですかと指摘しました」

「私はすべての人々の平等な権利を願っているので、帽子を外したくありませんでした」

「どなたかが私の様子を撮影してくれていたのですが、それでも検査員の人は帽子の件に頑なでした。『帽子を外さないと入場させられない、落とし物センターに置いてきてくれ』と」

「だから仕方なくスタジアムに戻ることを決め、帽子は落とし物センターに持って行くことにしました」

「でも、こうした訴えをまったくしないで会場に忍び込むよりも、良いことをしたと思っています」

「それでも、スタジアムの中でレインボーカラーの服を身につける人もいると思います。ここからどうなるか、注視していきたいです」

対戦相手アメリカのサポーターにも、レインボーカラーのTシャツを着て入場を拒否された人がいました。

Just now: Security guard refusing to let me into the stadium for USA-Wales. “You have to change your shirt. It’s not allowed.”
— Subscribe to GrantWahl.com (@GrantWahl)

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このような投稿が拡散され、LGBTQインクルーシブなメッセージを発信していた大会側の対応に対し、批判的な意見が集まっています。

「レインボーカラーの洋服、着ちゃダメなの? W杯の開会式では、『他者への寛容と尊重』をテーマにしてたよね。出場選手が、レインボーの刺しゅうが入ったアームバンドをしていたけど、これはどうなの?」

@GrantWahl A rainbow on your clothing is not allowed? The entire ‘opening ceremony’ was about ‘Tolerance & Respect’ - What’s going to happen when Teams Wear Rainbow arm bands?
— Rex - Be Pacific ️‍ (@Toltschin)

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「すべての文化や価値観を受け入れないのなら、『どんな文化でもウェルカムです』なんて言わないでほしい」

@SakerSport @GrantWahl Don’t tell the world “all cultures all welcome” if all cultures aren’t welcome
— Travis Sprague (@Tsprague21)

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「『誰でも歓迎します』なんてウソだ。FIFAの空虚なスローガンにすぎない。FIFAはただの偽善者」

@itvnews @LauraMcAllister "all are welcome". what a joke this all is. FIFA is nothing but empty slogans, corrupt shills
— amnesiac ⚽️ (@gkkd)

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一方で、「現地の文化を受け入れるべき」という反対意見も挙がっています。

@GrantWahl Good. Respect their rules. Understand that you’re not in America. They have different sets of values than we do. Respect them or leave. It’s that simple. Why must you wear something that symbolizes your sexuality to begin with? Please stop embarrassing us (Americans).
— Barrington Martin II (@BarringtonII)

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「現地のルールを尊重しなよ、ここはアメリカじゃないから」

「カタールには、私たちと異なる価値観があって当然。だから文化を尊重する。それができないなら帰りなさい。簡単なこと」

「ヨーロッパに旅行したとき、現地でこう言われましたよ。『ここは私たちの国だ。私たちの文化を尊重してね』と。同じことがカタールにも言えますよね」

@GrantWahl All support to Qatar Respect their rules or don't go at all, as a person travel to Europe, I heard it many times: "you are in our country respect our culture and rules" so I do and I say the same for people going to Qatar "you are in their country respect their culture and rules.
— ساخر (@SakerSport)

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イスラム教徒が多く住むカタールでは、シャリーア(イスラム法)により、同性愛が禁止されています。同性間の性行為には、最長7年の禁錮刑を科される可能性もあります。

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同国外務省は、「同性愛とみなされる行為は法律違反です」と警告。

朝日新聞によれば、カタール政府はW杯大会期間中に限り、同性愛で観客を罰することはないとしています。

しかし、今回の投稿を受けて「大会のポリシーと矛盾しているのでは」という批判が出ています。

カタールでは、スタジアム建設における外国人労働者の酷使など、さまざまな人権問題も指摘されており、大会開催をきっかけに議論を呼んでいます。

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Kaito Takashima

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