
水槽の中を泳ぐのは、遺伝子の組換えで誕生した“赤く光るメダカ”。このメダカをめぐって60歳のメダカ愛好家の男ら5人が逮捕されました。
逮捕容疑は全国で初めてとなる「カルタヘナ法違反」。
生物の多様性を保つことを目的とし、遺伝子が組換えられた生物の飼育などを規制する法律で、逮捕された5人はこのルールを無視して、国の承認を得ず“赤く光るメダカ”を育てたり販売したりした疑いが持たれています。
そもそも赤く光るメダカは、国の許可のもと研究目的で開発され、その後東京工業大学が飼育・管理していました。
しかし2009年、当時学生だった男が、メダカの卵を勝手に持ち出し広まったとみられています。
容疑者の1人は、「ロイヤルピングー」などと名づけ、展示会で、2匹10万円で販売していました。逮捕された5人はいずれも容疑を認めているということです。
全国初の逮捕者が出たカルタヘナ法。私たちの生活にも関わる遺伝子にまつわる法律について、菊地幸夫弁護士に伺います。
菊地弁護士:
「カルタヘナ法では、『遺伝子組換え生物を使用する場合は国の承認が必要』とされています。使用というのは範囲が広く、輸入したり飼育したり、あるいは販売したりなどです。そういうことをするためには国の承認が必要なんですね。私たちの健康や環境にも影響があるということです。
今回のケースは何がダメだったかというと、無断で国の承認を得ないで赤く光るメダカを飼育・販売した、ということでこの法律違反になったと。聞くところによれば、放流してしまったようなこともあるらしく、やっぱり環境に対する影響も心配なところです」
(関西テレビ3月15日放送『報道ランナー』内「菊地弁護士のニュースジャッジ」より)
関西テレビ