
木村徹二の初ワンマンライブに集結した左から兄の木村竜蔵、父の鳥羽一郎、徹二、叔父の山川豊
演歌歌手、鳥羽一郎(71)の次男で歌手、木村徹二(32)が19日、東京・なかのZEROホールで初ワンマンライブを開催した。
アコースティック兄弟デュオ、竜徹日記を組む兄、木村竜蔵(34)が作詞作曲したソロデュー曲「二代目」で華々しく幕開け。父、鳥羽のデビュー曲「兄弟船」や叔父の演歌歌手、山川豊(64)のデビュー曲「函館本線」など21曲を熱唱した。
公演前の会見には鳥羽、山川、竜蔵が駆け付け、木村ファミリーが勢ぞろい。鳥羽は徹二のソロデビューに「俺の好きなド演歌を次男が歌う。拍手しましたよ。頑張れ!」と目を細めて激励した。
鳥羽も山川もデビュー年に歌謡賞の新人賞を総なめにしたことから、徹二に日本レコード大賞新人賞についての質問が及ぶと、「言葉すると目標がかなわないので…」と口ごもる一幕も。
そこへ山川が「(徹二が)新人賞を取ったら、私がステージに飛び込みますよ」と助け舟。実は山川が1981年に日本歌謡大賞・優秀放送音楽新人賞を受賞した際、鳥羽が警備員の制止を振り切って日本武道館のステージにあがり、兄弟で抱擁したエピソードにちなんでの発言だった。
鳥羽は当時を振り返り、「俺はまだデビューしてなくて修業の身だった。ガードマンを振り切ってなんて、今考えれば犯罪ですよ。恥ずかしいです」と大照れ。徹二には「新人賞は生涯で1度だけだから頑張ってもらいたい」と木村ファミリー3人目の新人賞に期待した。