今年、福島県内で強盗事件が相次いで発生していることを受け、郡山市では来訪者を装った強盗犯に対応する講習会が開かれました。
浦部智弘アナウンサー「相次ぐ強盗事件を受けて、郡山市では強盗が押し入ることを想定した訓練が行われています」
郡山市の住宅展示場で行われた講習会には、警察や防犯協会などおよそ20人が参加しました。
今年2月、いわき市では強盗殺人事件が起きるなど、県内では今年に入り5件の強盗事件が発生。このうちの3件が、住宅に押し入った犯行です。講習会では、来訪者を装った強盗犯への対応について訓練しました。
「ピンポーン」
浦部アナ「はーい」
強盗犯役『郡山の電気設備協会です。電気設備の点検できました』
浦部アナ「今開けます」
強盗犯役『金を出せ!殺してやる!』
突然の来訪者は、強盗犯の恐れがあるため、インターホンのモニターでまずは相手が怪しくないか確認することがポイントです。今回であれば電気設備会社を名乗っているにも関わらず、会社とは関係ない帽子を被っていることがあげられます。
県警察本部 生活安全企画課・霜山裕樹警部「不用心にドアを開けると悪意を持った人もいるので、中に入られる恐れがある。ドアガードやドアチェーンをかけて対応するようにして下さい」
相手といかに接触しないかも重要なポイントです。
強盗犯役『ちょっと中に入れてください。入れていただいて説明するので』
浦部アナ「あとで連絡するので」
強盗犯役『もういいよ』
Q.講習会で印象に残ったことは? 郡山地区防犯指導隊長・伊藤義嗣さん「モニターがないインターホンはチェーンブロックをかけて話すと良いということ」
警察では、来訪者が来ても鍵を閉め、ドア越しで対応するよう呼びかけています。
県警察本部 生活安全企画課・若松真弓管理官「いつ(強盗事件が)起きてもおかしくないので、自分の家で起きたらどうしようと日ごろから考えて、防犯対策をしてもらいたい」