38歳の妻は怒り狂った...年収600万のモラハラ夫の母親から来た「ヤバい手紙」

38歳の妻は怒り狂った...年収600万のモラハラ夫の母親から来た「ヤバい手紙」

  • 現代ビジネス
  • 更新日:2020/10/17
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山岡美穂さん(38・仮名、以下同)は、公務員の隆さん(40)と4年前に結婚。当初は、家のことは苦手だが優しくマイペースだと思っていた夫が、子供が生まれても家事・育児に関心ゼロ、思いやりもゼロだったことがわかり、美穂さんは絶望する。さらに、保険営業の仕事でも、追い討ちをかけるような出来事が起きる。

【前編】「38歳の妻が激怒…養育費を請求された「年収600万モラハラ夫」のヤバすぎる逆提案

仕事を辞めざるを得ない

パワハラ気質で有名な人物が上司になり、美穂さんを大いに苦しめたのだ。

「とうてい達成できないような無茶なノルマが課せられて地獄でした。しかも、説教の時は複数の男性社員と一緒に並ばされ、男性に向かって『お前が数字を上げないから美穂さんも落ち着いて2人目の子作りができないんだ』なんて、完全アウトのセクハラを言うのです。そして、家に帰って隆さんに悩みを言っても、『仕事だから仕方ないよ』と月並みな言葉で私を諭すだけで、まるでひとごとでした」

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〔PHOTO〕iStock

家事に育児に加えて仕事も辛く、夫も無関心。一つでも苦痛から解放されようと、美穂さんはついに仕事を辞める決意をする。もう心身ともに限界がきたのだ。そんな大きな決断に最後まで反対したのが隆さんだった。「友達の奥さんはみんな働いているよ」「働いてる女性のほうが充実していて素敵だよ」というのが隆さんの言い分だった。

「言葉だけ聞いてると、働く女性を応援しているようですが、要は家事も仕事もやれってことなんです。専業主婦になった私に財布を握られるのも嫌だったんでしょう。これまでの話、何も聞いていなかったんだな、と虚しくなりました」

それでも結局、疲労には耐えきれず、美穂さんは仕事を辞め、時給の安い近所のコンビニで働くことになった。

「子供が生まれて3年たちましたが、結局、何を頼んでも空返事は変わらず、家庭のことは全て私。しかもやらせているという意識すらありません。生活を回していくのに、1日でどれだけの量の家事があるのかも把握していません。こちらがイライラすると、家事をやるでもなく、『もっと手を抜けばいいのに』と言う。

だけど、目の前にお腹を空かせた子供がいたらご飯は食べさせないといけないし、ご飯を食べさせるには、週末のうちにある程度のメニューを決めて買い物に行かなくてはなりません。簡単な調理でも、流しや排水溝は汚れるので掃除の手間は必要です。何をどう手を抜けと言うのでしょう。もう頼むのも疲れて、次第に会話が少なくなりました。すると、夫を見るのも嫌になって、生理的な嫌悪感が出てきてしまったのです」

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義理の母親からの手紙

ようやく異変を察し、居心地を悪くした隆さんはすぐ近くの実家に入り浸るようになり、ほどなく別居状態となった。そして美穂さんのほうから離婚を切り出し、結局、養育費をめぐり離婚調停となった。事前に問い合わせた無料法律相談では、公務員でもある隆さんとの収入格差などから、隆さんが支払う養育費は月8万円が妥当だと聞いてその金額を提示したが、隆さんが提示してきた金額はなんとたったの1万5000円だった。

「理由としては、お金をケチりたいというより、追い出された挙句、金まで取られてたまるかという思いらしいです。今でも全く、私が置かれていた状況がわかってないんですね。挙げ句の果てに、隆さんの実母からも『息子を追い出し、お金まで請求するのはけしからん』というような手紙が来る有様でした。良識ある人と思っていたのですごくショックでした」

結局、早期の離婚の決着を求めたい美穂さんは、6万円の養育費を再度提示した。裁判になると相場の8万円が確定してしまう可能性が高い旨を伝えると、隆さんはやっと応じた。遅くとも年内には正式に離婚となる運びだという。結婚生活を不本意な形で終えることになってしまった実穂さんの、失敗の原因はなんだったのか。

「結局、夫は家事も育児も文句を言わずに全てやってくれる、自分の母親のような昔ながらの妻が欲しかったんです。でもそれだけじゃなくて、仕事をしてお金を稼ぐ現代的な妻も欲しかった。しかもそれがどれだけ妻の負担になるか、いまだに全くわかっていないと思います。

そして、私のほうも最初の段階でもっと感情を出して、時には声を張り上げてでも怒ってちゃんと話し合いの場に引きずり出すべきだったとも思います。そこは反省しています」

あれはモラハラだった

最後に、隆さんにされたことをモラハラだったと思うか、改めて美穂さんに尋ねると……。

「確かに夫は暴力を振るわず、暴言も吐かず、『家事は手抜きしていい』とさえ言いました。でも、よく考えたら『していい』っておかしいなって。協力的な物言いですが、要は、ハナから家事育児はすべて女である私の仕事だと決めつけていたんだなと思います。そして、男女の不平等云々の前に、仕事と家事育児という膨大な仕事を女性だけに押し付けることは、モラハラに当たると思っています」

共働きが一般的になって久しいが、男性のなかにはまだ、「家事や育児は女性の仕事」という意識が強い。

リクルートが2019年に発表した『週5日勤務の共働き夫婦 家事育児 実態調査2019』という調査レポートによると、妻の夫に対する不満として「配偶者が家事の時間を取れない」が38.9%、「配偶者が家事に協力的でない」が22.9%。「子供に対しての時間が取れない」 は45.3%で、夫の家事と育児への協力に対する不満を上げる妻はいまだに多いことがわかる。

美穂さん夫婦のように、夫の無関心と非協力的な行動への不満を離婚の引き金にしないために、早めに問題点を明確にし、向き合って解決する姿勢を持つことが重要だろう。

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