
百人一首の魅力と文化的な広がりなどを、貴重なコレクションを通じて紹介する企画展が富山市の高志の国文学館で始まった。
百人一首の魅力と文化的な広がりなどを、貴重なコレクションを通じて紹介する企画展が富山市で始まりました。
「百人一首-和歌と美の世界展」と題したこの企画展は、高志の国文学館の開館10周年を記念して19日から始まりました。
かるた遊びなどで親しまる「百人一首」は、飛鳥時代から鎌倉初期までの優れた歌人100人の和歌を、「古今和歌集」の勅撰集の中からひとり一首ずつ選んだものです。
会場には、現存するもので最も古い部類に属するとされるおよそ400年前の江戸時代前期のかるたや、貝殻や漆塗りの変わりかるたなどが展示され、百人一首の多彩な世界を知ることができます。
また、鎌倉時代に藤原定家が編さんした百人一首の原型とも言われる、重要文化財の「百人秀歌」を期間限定(4月26日~5月8日)で公開します。
この企画展は6月5日まで行われています。