新型コロナウィルスが激変させる、サラリーマンの常識・非常識

新型コロナウィルスが激変させる、サラリーマンの常識・非常識

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  • 更新日:2021/11/25

一昔前、例えば1990年後半~2000年前半くらいでしょうか

多くの家族が帰宅後の娯楽といったらテレビ。司会者も出演者もどの局も同じような芸能人。歌番組も同様に、お馴染みの歌手をピックアップ。SMAP、ミスチル、ジュディマリ、小室ファミリーにPUFFY。若者は共通ソングのごとく流行りの歌を知っており、カラオケも全盛期。

ファッションやメイクも、雑誌とテレビを中心に発信され、流行の統一化がしやすい。とにかく、髪を染めて長くして、眉を細くすればそれなり!みたいな流行の『テンプレート』がわかりやすい時がありました(テンプレート=定型・ひな形を意味する単語)。そう考えると、その時代は、若者の流行だけでなく、

サラリーマンにもテンプレートがあった気がします

30代くらいで係長、40代で課長、50代でうまいこといけば部長?みたいな。お父さんが働き、お母さんは専業主婦で、子供が落ち着いたらパートに出る?という家庭像。そんな時代を潜り抜けてきたアラフォー、幼少期を過ごしたアラサーの皆様、

元気ですか!?

テンプレート時代を肌で感じていた人間は、ここ10年に起こったスマホやSNSの到来にも、ガッツリぶつかる世代。いや、もしかすると自分はLINEくらいしかやっていないので……という方もいるかもしれません。もちろん、ご自身は逃げ切れる可能性大ですが、お子さん世代は避けて通るのは難しい。子供のSNS問題も、なんせ自分の時代になかった文化だから、どう向き合うのが正解なのか……知らんがな! うーんと思ってしまいます。おっとっと話が逸れてしまったか。ちょっと話を戻しますね。

本日お話したいのは、『サラリーマン』について

年相応に順当に出世し、終身雇用が約束されていた親世代とは時代が変わってきました(特に昭和を引きずる日本企業)。とはいえ保守的な体制でも、それなりの業績を上げてきた企業も多い。あと20年くらいはなんやかんやで旧体制かな……アラフォーも逃げ切り? アラサーは厳しいか? と思っていました。

多くの日本企業の経営陣は、昭和を駆け抜けた『テンプレ』真っ盛りの人達(要するにお爺ちゃん!)。人はそう簡単に思想や環境を変えられない。だがしかし!!変革を迫られる事態が!

新型コロナウィルス

この1年半、世界中の企業が対応に追われました。私が所属する、昭和感プンプンの企業も、・時間差で社内食堂の利用・出張は基本禁止・時差出勤・リモートワークを慌てて取り入れました(かなり突貫工事でしたが……)。さらに、

『良い』と思われていた古典的な慣習も『タブー』となりつつあります

例えば、数年前までのトップは、「仕事相手とまずいな~と予兆みたいなことを感じたら、社内でも社外でも必ず直接話してこい!」と指導する方でした。そして、彼はそのおかげで出世しました。出世する大事なスキルの一つが【相手と直接お話すること】だったのです。でも、今はそんなことをすると、『この自粛風潮にわざわざ来て……』『メールで済むような用事なのに、直接会うなんて、相手の時間を搾取しないで』と思われるでしょう。この上司は、電話も重宝する人でした。しかし、電話も『相手の時間をぶった切る非常識アイテム』として確立しつつあります。

受け取る方に主導権はないですもんね。

電話=ビジネスの迷惑行為

私自身も、忙しい時に、チャットやメールで済む案件を電話でわざわざ話されるとイラっとします。勝手な印象ですが、ベテランオジサマは好んで電話を使いますが、若い人は緊急時やよっぽど急いでいる時しか電話を使わない文化になっているかな~と。メールだと、『言った、言ってない』論争もなく、証拠が残ります。今後、重宝する文化にそりゃ、なりますよね。その他にも、変わりつつある古い慣習があります。

『残業』の受け取り方が変わりつつある

先の働き方革命で、無理やり残業を減らす企業は増えましたが、コロナでも急速に加速。私は技術系なので、取引先が他企業の研究所だったり、技術の方が圧倒的に多く、約10年前は、相手先から送られるメールが深夜!もザラでした。でも、今はだいぶ減った印象です。受け取る側の感覚も変わってきました。昔は、凄いな~この人!と思っていた深夜発信のメールでしたが、仮に今、新規取引先からそんなメールが来ると、「この企業大丈夫なの?」といぶかし気に感じてしまいます。『頑張っている人』の証だった残業が、『時間内に終われない計画性のない人』にはなり、そこにプラスして、

生産性の低い、一緒に仕事したくない人

となっています。時代と逆走した働き方をすると、身体を壊すだけでなく、負の印象を社内外に与えてしまうリスクも。

そういえば2000年代中頃、所属企業で外部講師から社会人マナーの研修を受けた時、

思いっきり、現在と逆の行為を求められました

今でも忘れません。『キャリアウーマン風』のコツコツヒール、スカートスーツを着た女性講師が、熱弁。ビジネスでは、•    なるべく直接会う•    『できない』とは言ってはいけない•    メールではなく電話鼻息荒く、教えられた記憶があります。しかし、現在の考えで【難癖】をつけてみます(ん?性格悪い?ごめんあそばせ)、•    直接会う→密•    『できない』を言わない→信頼低下、残業増やし、タイムマネージメントの欠如•    電話→相手時間をぶった切るの可能性大。まぁ、ヒールでコツコツ、正にキャリアウーマン!も、今では平野ノラのバブリーファッション並みに、もうギャグでしかないような・・

目まぐるしく変わってしまう時代。ものの10年前の考え方や働き方が、古い・オワコンとなっています。

どう対応すれば良いのでしょう?

確固たる正解はわかりません。でも、まず体得したいことは、以下かなぁと。•    自分の常識が非常識になることがあると理解•    こだわりはアッサリ捨てる•    とにかく柔軟性と忍耐力を持つ

ゲゲゲ!!

しんどくなる一方じゃん!

ええ。そうかもしれません。ただ、厳しい時だからこそ、逆にチャンスが生まれる可能性も。一昔前、サラリーマンは出世コースから外れると、生涯年収や立場は悲惨…と思われていましたが、管理職以外は副業が解禁になるかもしれません。

会社に『期待の星だよ』って選ばれちゃった方が損する

同期より先に出世し、「自分って凄くない?」と思い、必死に働いたら……プライベートも削り、生活の質や家族との想い出も少なくなる。仕事だけが生きがいで、趣味や地域社会とのつながりもなく、もちろん副業なんて考えにも至らない。そんな感じで頑張ってきたのに、アレレ?部長になれないの?役員への道は?みたいな。なぁーんて考えていたら、ますますどのサラリーマン道が正解なのか、全く分からなくなってきました。とにかく、

『テンプレ時代じゃなくなる』兆し

今まではある程度”答え”(会社に貢献!同年代より出世!が最良?)が分かっていました。しかし、”サラリーマンに求める姿”も違ってきて、最適な”答え”も多様化しそうです。

『会社軸』ではなく、『個人軸』が大切になる時代が来る

より一層、自分が、『何がしたいか』『大切なものは何なのか』を考えながら、今までの慣習や他の人の視線を気にせずに進んでいきたいものです。

Profile ・ぽに

関西在住。約50平米のマンションに1歳・年長・小2の男の子3人、モーレツサラリーマンの夫と5人暮らし。出張多め、両家遠方、夫婦共に研究職。ワンオペや出世の厳しさ、家事・育児の奮闘を書いたブログが人気になり書籍化された【ススメ共働家】。つまずき、転び、前のめる共働きの日常と現実を軽快に発信し続けている。

ぽにさんのブログ「ともばたけ - 共働きに奮闘するお家ブログ」はコチラ

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