
ライブカメラの配信をPRするFMやんばるのメンバーら=名護市宮里(FMやんばる提供)
FMやんばる(沖縄県名護市、新城拓馬社長)は12日、名護湾を見渡せるライブカメラの配信を始めた。台風などの災害情報をいち早く伝えることや、県内外の人が名護をより身近に感じ、足を運ぶきっかけづくりのために取り組む。ライブカメラの愛称を決める「ネーミングオークション」も5月19日まで行う。(北部報道部・玉城日向子)
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ライブカメラは同社がある宮里の「南西ビル」屋上に設置。名護湾や市内を走る58号線、タピックスタジアム名護などの様子を24時間、365日無料で確認できる。新城社長を編集長に発足したFMやんばる報道部の活動の一環。
同日にラジオで放送された番組「名護湾見守りライブカメラ公開特番」でカウントダウンし、配信を開始した。
放送後、県外のリスナーから「沖縄が好きだが年に1、2回しか行けない。名護にはライブカメラがなかったので、とてもうれしい」、「朝から名護湾を眺めて元気をもらっている」などの声が寄せられた。
新城社長は「名護湾は『お帰りなさい』のシンボル。見ると(名護に)帰ってきたと実感する。みんな名護湾を見て物思いにふけったことがあると思う」と話す。「名護に愛着や関わりを持つ機会をつくることも、コミュニティーFMの役割だ」と配信の意義を語った。
ライブカメラの配信やネーミングオークションへの応募はFMやんばるのホームページから。オークションは、最低落札額8770円からスタートする。