オリ育成D6・大下、プロ野球史上初の支配下即弾!「足がめっちゃ震えてました」

オリ育成D6・大下、プロ野球史上初の支配下即弾!「足がめっちゃ震えてました」

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  • 更新日:2020/09/16

(パ・リーグ、オリックス5-1楽天、13回戦、オリックス7勝5敗1分、15日、ほっと神戸)今日から俺は!! いや、俺がチームを、家族を引っ張る。決意のこもった打球が、左翼席へとグングン伸びていった。オリックスの育成D6位・大下(白鴎大)が、プロ初打席で決勝3ランとなるプロ初アーチ。育成ドラフト出身ではプロ野球史上初の快挙だ。

「素直にうれしいですし、もっともっとがんばらないけんな、ちゅうふうに思いました! 正直、打球が低すぎて入ったっち、思わんかったんですけど、一塁ベースを回ったところでファンの方の歓声が聞こえて、入ったと思いました」

初のお立ち台で、故郷の北九州弁を披露した。「足がめっちゃ震えてました」と明かしたプロ初打席。1-1の二回1死一、三塁で、フルカウントから楽天・辛島の直球をとらえた。前日14日に支配下選手登録されたばかり。新背番号「40」のユニホームが間に合わず、山岡打撃投手の「102」を付け、ダイヤモンドを一周した。

登場曲は嶋大輔の「男の勲章」だ。「気合入ると思いますし、自分らしいというのもありますし、ファンの人たちも喜んでもらえると思った」とうなずいた。

家族を支える覚悟がある。白鴎大足利高3年時に父・一雅さんが脳内出血で倒れた。いまも「入院したり家行ったり」という。小学3年のとき、硬式用の打撃マシンを購入し、自宅裏に広い練習場も手作りしてくれた父。2人の妹もボール拾いで手伝ってくれた。

「もともと体調が悪くて、ずっと車いす生活なので。自分ががんばって楽にしたいと思っとるし、野球をはじめたキッカケも親父なので。きょういいところ見せられてよかった。テレビで見ていると思うので」

両手に残る感触が、プロ人生第一歩の勲章だ。(西垣戸理大)

★虎大山から連絡

大下にとって、阪神の大山は白鴎大の3学年上の先輩。支配下選手登録が決まった際には「よかったな」と連絡をもらった。「(入団後)いろんなことを話しましたし、ずっと面倒みてくれる先輩なんで。悩んだとき、打撃のこと分からないことも(大山)悠輔さんにLINEして話したり、聞いていました」と笑顔で話した。

大下 誠一郎(おおした・せいいちろう)

1997(平成9)年11月3日生まれ、22歳。福岡県出身。八幡中央ボーイズで投手として野球を始め、小倉ボーイズ在籍時には2012年に豪州で開催された世界少年野球大会で優勝。白鴎大足利高から野手に専念し、2年時に春の選抜で16強。白鴎大3年では全日本選手権で8強に進んだ。20年育成ドラフト6位でオリックスに入団。9月14日に支配下登録され、背番号「40」に変更。171センチ、89キロ。右投げ右打ち。年俸420万円。

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二回、プロ初打席で本塁打を放った大下。育成ドラフト出身では史上初の快挙となった(撮影・岡田茂)

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