
高校1年生役で映画「Gメン」主演。岸優太さんインタビュー「カップ麺の焼きそばが青春の味」
お笑い芸人 バービーさん
バービー/ 1984年、北海道生まれ。2007 年、お笑いコンビ「フォーリンラブ」を結成。男女の恋愛模様をネタにした「イエス、フォーリンラブ!」の決めぜりふで人気を得る。現在はTBSラジオ「バービーとおしんり研究所」のパーソナリティを務めるほか、地元・北海道の町おこし、下着の企画、エッセイの執筆、TBS「ひるおび!」のコメンテーターなど、幅広く活躍。19年末に開設したYouTube「バービーちゃんねる」も好評。YoutubeX(Twitter)
世間に物申すというより、「私が言いたくなったから言っちゃった」というスタンスを大事にしたい
お笑い芸人として活躍しながら、ラジオ番組やエッセイなどで発信する〈言葉〉が注目されているバービーさん。著書『「わたしはわたし」で生きていく。』では、生きていくうえでだれもが気にするであろう悩みに、みずからの経験を交えながら答えています。
「私の話にたくさんのかたが耳を傾けてくださるのは、本当にありがたいことだと思います。ただ、人様に対して『こうすべき』と指図したり、何かを教え諭すなんていう気はさらさらないんですよ。私にできるのは、自分がその悩みにどう対処してきたかを振り返って考え、複数の視点を提示すること。それもあくまで〈持論〉なんです。私の言うとおりにする必要はまったくないし、視点を変えるきっかけやヒントになればラッキー。どこか1カ所でも、元気や勇気のたねになれば最高にうれしいです」

リスナーや読者に寄り添いながらも、ニュートラルでフェアな立ち位置をくずさないのは、バービーさんならではのバランス感覚によるものかもしれません。ジェンダーバイアス(男はこう、女はこうあるべきといった偏見や差別)や政治などについて話すときにも、同様のスタンスを感じます。
「今なら言ってもいいだろうとか、ここは言わなきゃダメだとか、機を見ている部分はありますね。義務感とか使命感よりは『私が言いたくなったから言っちゃった』というのが正直なところで、『みんなはどう思う?』という、投げかけにとどめるようにしています。考え方は人それぞれだし、思っていても声を上げる・上げないは自由だから。とはいえ、ここ2年ほどの間、急に発言の場が増え、責任感やプレッシャーでパンクしそうだった時期もあるのですが(笑)」

じつはバービーさん、今年は少し仕事をセーブしていたのだとか。
「ラジオやテレビの収録、執筆、You Tubeの企画制作など、それぞれの仕事にかかる時間を全部書き出して、自分に必要な時間を見える化し『休みたいです』って言いました(笑)。おかげさまで今はやる気が復活。初心に返ってお笑いやりたいなとか、『インドネシアの歌姫計画』(詳細はバービーさんのYou Tubeへ)も、現地に行って進めたいと思っています。ぜひご期待ください」
バービーさんイチオシ!
マキアージュ アイブロースタイリング 3D 60 ロゼブラウン レフィル1980円、ケース770円/マキアージュ

アイメイクはこれひとつで完了!
5 色のパウダーでふんわり美形な眉をつくるアイブロウパレット。「真ん中のブラウンをベースに、オレンジをブレンドすると〈抜け感〉のある眉毛になります。アイカラーやノーズシャドウにも使えるので、ひとつ持っておくと重宝しますよ」。
これに注目!
「『わたしはわたし』で生きていく。」

バービー/1540円/PHP研究所
「結婚って何だろう?」「外見って大事?」「老後の不安ってどうしたら消えるの?」「セックスって大事なの?」など、だれもが気になる悩みにバービーさんが〈あくまでも持論〉として答えた自己啓発的エッセイ。自分で考え、選び、前へ進む勇気をくれる一冊です。
バービーさんからの直筆メッセージ

(『オレンジページ』2023年9月17日号より)
撮影/天日恵美子 取材・文/伊藤由起
・2023年8月の情報です。·商品の価格は、特に記載のない限り消費税込みの価格です。改定される場合もありますので、ご了承ください。
オレンジページ編集部