カムカムエヴリバディ:るい編は王道の青春ドラマに 演出が目指したアメリカ名作映画のような世界

カムカムエヴリバディ:るい編は王道の青春ドラマに 演出が目指したアメリカ名作映画のような世界

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  • 更新日:2022/01/15
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NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」第11週の場面写真 (C)NHK

上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さんが主演するNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」(総合、月~土曜午前8時ほか)。今週(1月10~14日)放送された第11週「1962-1963」では、るい(深津さん)が錠一郎(オダギリジョーさん)に心ひかれていくさまが描かれ、青春、恋愛といった側面が強調されていた。第11週の演出を担当した泉並敬眞(いずなみ・たかまさ)さんに、同週のこだわりを聞いた。

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第11週では、錠一郎がるいにトランペットの吹き方を教えるシーンや、トミー(早乙女太一さん)とベリー(市川実日子さん)を加えた4人でダブルデートする場面など、これぞ青春ドラマという場面が多く見られた。

泉並さんは「これは青春物語だということは、るい編全体にかけて思っていたことです。(青春映画の名作)『アメリカン・グラフィティ』のような世界を、きちんと描こうと意識して演出しました」と明かす。「アメリカン・グラフィティ」は1973年に公開された、ジョージ・ルーカス監督の出世作となった米映画。1960年代の米カリフォルニアを舞台に、4人の若者たちが過ごす一夜を描いた青春群像劇だ。

上白石さんが初代ヒロイン・安子を務めた「岡山編」終盤では、幼少期のるいが額にけがをしたことをきっかけに、母娘関係に亀裂が入る。勘違いから、るいが安子に「I hate you(大嫌い)」と告げるなどダークな展開もあり、泉並さんは「視聴者の皆さんも、作っている僕らも心がざらつく世界観でした。第11週では、ゆっくりと皆さんの心を癒やしていけるように、と思っていました」と語る。

ヒロインが深津さんにバトンタッチし、るいが孤独を抱え込んでいる様子なども描かれたが、物語は次第に、るいと錠一郎のラブストーリーへと変化していく。泉並さんは「11週は特別何かが起こるわけではなく、るいが錠一郎に恋をしたというエピソードをゆっくりと見せて、視聴者の方が『るいちゃん頑張って!』と思っていただけるようにしました」と物語に込めた思いを明かす。

当時の若者の姿を描くため、参考として石原裕次郎さん主演映画の「嵐を呼ぶ男」(1957年)を「スタッフ全員が見ている」という。また、泉並さん自身が米国の恋愛映画ファンということもあり、錠一郎がるいの背後に回り、トランペットの吹き方を教えるシーンは「(1990年公開の米映画)『ゴースト/ニューヨークの幻』の(ろくろのシーンの)オマージュです」とも明かした。

「カムカムエヴリバディ」は、朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは祖母の安子役、深津さんは母のるい役、川栄さんは娘のひなた役として、バトンをつなぐ。

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