「正常な漁では金にならない」熊本沿岸でナマコ密漁か、海保が漁師ら3人摘発

「正常な漁では金にならない」熊本沿岸でナマコ密漁か、海保が漁師ら3人摘発

  • RKB毎日放送
  • 更新日:2023/05/26

熊本県沿岸で大量のナマコが繰り返し密漁されていたことがわかり、50代の漁師2人と仲買人の計3人が海上保安庁に摘発されました。漁師2人は約750キロを密漁した漁業法違反の罪で裁判所から罰金50万円の命令を受けました。

◆海保の職員に取り囲まれる漁師

「止めて止めて!」「動かないでくださいね」「現行犯逮捕します」

福岡県柳川市の岸壁で先月20日に撮影された映像では、岸壁に駆け寄った三池海上保安部の職員にオレンジ色のダウンを着た漁師が取り囲まれています。福岡県柳川市に住む52歳と50歳の漁師2人は、禁止期間にナマコを所持したとして熊本県漁業調整規則違反の疑いで現行犯逮捕されました。2人はその後、密漁の疑いでも書類送検されました。

◆「正常な漁では金にならない」と供述

取り調べに対して2人は「正常な漁では金にならず、安易な道に走ってしまった」と容疑を認め、750キロ(77万円相当)を密漁した漁業法違反の罪などで罰金50万円の略式命令を受けました(今月10日付)。三池海上保安部は、密漁されたナマコだと知りながら約390キロを買い取ったとして仲買人の海野高春容疑者(51)も逮捕しています。三池海上保安部は、海野容疑者が容疑を認めているかどうか明らかにしていません。

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