<新興国eye>トルコ7月失業率、12%―政府の雇用支援終了で3カ月ぶり上昇

<新興国eye>トルコ7月失業率、12%―政府の雇用支援終了で3カ月ぶり上昇

  • モーニングスター
  • 更新日:2021/09/15
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トルコ統計局が10日発表した7月失業率(季節調整後、15歳以上)は12.0%と、6月の10.6%を1.4ポイントも上回り、3カ月ぶりに上昇に転じた。これは政府の新型コロナのパンデミック(世界的大流行)対策である一時帰休者への給与支援制度などが7月に終了したため。

失業率全体のうち、非農業部門の失業率は13.9%と、6月の12.3%を上回った。しかし、これも21年に入って2番目に低い数字で、パンデミック中の20年7月の17.0%やパンデミック前の19年7月の16.3%を大きく下回った。

年代別では15-24歳の若年層の失業率は23.1%と、6月と変わらずとなった。1年前の25.6%を下回ったが、依然、高水準となっている。

失業者数は前月比50万6000人増の390万2000人と、3カ月ぶりに増加したが、前年同月比では54万7000人減と、改善が続いている。一方、雇用者数も同12万5000人増の2873万人と、2カ月連続で増加。前年比でも235万1000人増と、雇用回復が続いている。雇用が回復したため、雇用率は45.1%と、6月の44.9%から上昇に転じ、前年同月の42.1%に対しても上回った。

セクター別雇用者数は、サービス業が全体の56.2%を占めて最も高く、次いで製造業の20.7%、農業の17.2%、建設業の6.0%。

労働市場参加率は51.2%と、6月の50.3%を上回った。

政府が20年9月29日に発表した21-23年の新中期3カ年経済計画では、21年末時点の失業率の見通しを12.9%、22年末時点は11.8%、23年末時点は10.9%と、徐々に改善していくと予想している。

<関連銘柄>上場MSエマ<1681>

(イメージ写真提供:123RF)

増谷 栄一

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