
我孫子市と川村学園女子大学は、学生に市の魅力を知ってもらうため、新入生を対象とした市内を巡るバスツアーを実施した。このバスツアーは、昨年12月に行われた同大の「地域活性マネジメント論」で市内フィールドワークを行った学生が、他の学生にも市の魅力を知ってほしい、との思いで提案し、実現したものです。
行き先は博物館に公園、プラネタリウムなど、バリエーション豊富

アビシルベのスタッフから説明を受ける学生
学生たちは、我孫子駅前にあるアビシルベに集合。その後、バスで鳥の博物館→親水広場・水の館→白樺文学館・志賀直哉邸跡→天神坂・嘉納治五郎別荘跡→手賀沼公園を巡りました。アビシルベでは、観光・情報発信基地としての役割や展示について説明を受けた後、観光パンフレットが多数置かれた館内を見学しました。学生のほとんどが、大学以外に市内を訪れたことがなく、パンフレットやポスターを興味深く見ていました。
学芸員から、ここでしか聞けない話も…鳥の博物館

学芸員からフクロウの解説を受ける
バスに乗り最初に訪れたのは、鳥の博物館。日本では珍しい、鳥専門の博物館で、ここに来たくて参加した学生もいたほどです。学生たちは、学芸員から解説を受けながら館内を一周した後、再度気になった展示を見に行ったり、ミュージアムショップでお土産を買うなど、思い思いの時間を過ごしました。
親水広場・水の館(プラネタリウム)

親水広場にて
鳥の博物館を楽しんだ学生らは、向かい側にある親水広場と水の館を訪問。水の館では、展望室に上ったほか、プラネタリウムで星空解説番組「今夜、なにがみえるかな」を鑑賞しました。

プラネタリウムの投影機を背景に
文化の薫るまち、我孫子の歴史に触れる

学芸員の軽快なトークで、学生たちも興味津々
続いて訪れたのは、白樺文学館。同館では、名物学芸員から、白樺派と我孫子の関係について解説を受け、館内を見学。その後、白樺文学館の斜向かい、志賀直哉邸跡と書斎を訪れた後、少し歩いて天神坂を上り嘉納治五郎別荘跡へ。

嘉納治五郎像を前に説明を受ける
水辺の景色を楽しむ~手賀沼公園へ~

手賀沼公園にて
最後に訪れたのは、市のシンボル手賀沼の畔、市民の憩いの場所“手賀沼公園”。引率をした市職員から、公園内には図書館やオープンカフェがあり、8月には手賀沼花火が開催されるため、ぜひまた遊びに来てほしいとの話があった。学生らは、解散後に公園内の散策やオープンカフェで食事をするなど、それぞれの時間を楽しんだようです。
我孫子の魅力を知ることができたと好評
参加した学生は、「我孫子に来たことが無かったので、いい経験になった。今度は市内のレストランや他の観光スポットにも行きたい。友達と来てみようと思います。」と、語りました。市では、自宅と大学の往復で、日頃から市内の魅力スポットに触れる機会の少ない学生に、市内を巡る楽しさに気付いてもらい、再訪に繋がれば、と期待しています。
あびこの魅力チャンネル