與真司郎(AAA)「完璧主義を脱するには“視点を変える”が効果的」【第25回】

與真司郎(AAA)「完璧主義を脱するには“視点を変える”が効果的」【第25回】

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  • 更新日:2022/01/15

AAAのメンバーとして人気急上昇中だった27歳の頃にLA留学を決断するなど、信念を貫いて独自のキャリアを歩んできた與真司郎さん。この連載では、これまでの活動で得た経験則やメンタルマネジメント術を中心に、あなたが少しでもポジティブになれるような考え方をシェアします。今回は、人との交流に対して神経質になってしまっている女性にアドバイスをもらいました。「潔癖に近いくらいのキレイ好きだった」と公言する與さんが実践した意識改革とは?

今週のお悩み

潔癖気味で、色んなことに神経質になりつつある。どうすれば解放される?

私は最近、いろんなことに神経質になってしまい、自分がやりたいことを恐怖心から制限してしまいます。このご時世、公共のものに触れることも怖くなってしまい、だんだん外出したり友だちに会ったりするのもイヤになってきました。與さんもキレイ好きだと思いますが、過去に「潔癖すぎるかも」「神経質になりすぎた」という経験はありますか? また、そうなった場合はどのようにその感覚を元に戻しましたか?(ひかるさん・21歳)

「『汚れたら掃除をすればいいんだ!』で僕はラクになった」

部屋が汚れるストレスよりも、掃除の楽しさに目を向ける

かつての僕は病的なほどキレイ好きで、他人が自分の家に入るのが嫌でしたし、玄関で服を脱いでからじゃないと自分自身ですら家に入りたくないくらいでした。でも、LAで暮らすようになってから、すごいことに気づいたんですよ。「そうだ、汚れたら掃除をすればいいんだ!」と(笑)。掃除をすると気持ちがスッキリするし、部屋もキレイになるし、一石二鳥。部屋が汚れるストレスよりも、掃除をする楽しみに目を向けると気持ちがラクになるのではないでしょうか。僕もマインドを切り替えてからは、気軽に友だちを家に招けるようになりました。何より、心が軽くなって生きやすくなりましたね。ただ、もともとは完璧主義なので、掃除を始めると隅々までキレイにしないと気が済まなくて、やり残したことがあると気になって寝られなくなってしまうことも。結果的に掃除することに対して疲れてストレスが溜まるのは本末転倒なので、僕の場合は妥協するポイントを作って自分を追い込みすぎないようにしています。具体的には、引き出しの中など、目に見えないところの整理整頓を諦めているんですよ。たとえばデスクの引き出しの中で小物がバラバラになっていても、洗面所のバスケットに入れているタオルがぐちゃぐちゃでも、外から見えないなら気にしないことにしました。何事も100点を目指すと、そのことしか考えられなくなって、どんどん不安が積もってしまうことがあると思います。だからこそ、自分にブレーキをかけるルールを作った方が精神衛生上はヘルシーなのではないかと思います。

「快適さは人それぞれ。マネージャーがズボラでも全く気にしません」

他人に対して同じレベルを押し付けてはいけない

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もともと僕はキレイ好きですが、他者との接触を避けたいと思うレベルの潔癖性ではないんですよね。コロナ禍の前は友だちと鍋を食べに行くこともあったし、電車のつり革を触るのも嫌ではなかったし、公共のトイレも使っています。もちろん、自分と同じレベルのキレイ好きを周囲に押し付けるつもりはありません。ツアーで訪れたホテルでマネージャーが私物を散らかしていても、ペットボトルのフタを開けっ放しにしていても、それを無理に「直して」とは言わない。「ありえねー!」って、心の中で軽く引きはしますけど(笑)。でもその方が彼にとっては居心地がよくて、性格に合うのかもしれない。人に迷惑をかけないレベルなら、それはその人の自由です。とにかく、快適さの基準は人それぞれなので、自分の性格に合ったスタイルを実践して、他人のことはとやかく言わないことが相手にとっても、そして何より自分にとっても心の平穏を保つ秘訣だと思います。ただ、衛生面のリスクを考えすぎて家に引きこもり、人と会うのが怖くなってしまうくらいのレベルだったら、それは行動範囲を狭めてしまうのでもったいないと感じます。そういう場合は、まず僕と同じような意識改革をしてみてください。部屋が汚れる不快感よりも、掃除の楽しさや、人と会えることの喜びに意識を傾けると、イヤだと思っていたことを克服できるかもしれません。ただ、これはあくまで僕が実践して上手くいった例です。

「神経質、完璧主義に有効な処方箋は、ポジティブシンキング」

理想は他者のミスも許せるようになること

僕のような完璧主義の人間は、仕事におけるメンタル管理にも注意が必要です。日ごろから完璧を追い求めて準備しているつもりだからこそ、上手くいかないことがあったり、ネガティブなことを言われたりするとガクッと落ち込んでしまうことがあるんですよね。僕も昔は仕事の失敗をしばらく引きずってしまうことがありました。その場合も、失敗を「人生の汚点」ではなく「成功するための糧」と捉え、ポジティブな側面に目を向けて気持ちを切り替えるしかないですよね。100点を求めると、1点でも失った時にそれを「失敗」と捉えてしまうけど、80点でいいやと思えれば、1点増えた時に「成功」に変わりますよね。日々意識を「加点法」にすると、自然とポジティブになれるはず。そもそも、ほとんどの仕事は、失敗しても死ぬわけではない。そして、たくさん失敗を経験している人のほうが、成功した時に大きな喜びを実感できるはず。それは人生でたくさん失敗してきた僕が保証します。だから僕よりも若い人は、完璧を目指して自分で自分の首を絞めてしまったり、失敗することを恐れて挑戦を避けたりしないでください。大丈夫です。人生、なんとかなります。神経質、完璧主義、潔癖性などに有効な処方箋は、ポジティブシンキングを保つことかもしれませんね。完璧主義の人は、なんでもかんでも自分でやらないと気が済まなくて、仕事を抱えすぎてしまう傾向があると思います。僕も昔はそうでしたが、それって結局は周囲の人間を信用できていないということなんですよね。やっぱりチームで働くのであれば、自分より経験が浅い人にも積極的に仕事を任せて、1度くらい失敗しても許して、お互いに信頼関係を積み重ねていかなければなりません。あんまり神経質にならずに、他者の失敗すらも受け入れられるようになったら、もっと生きやすくなりますよね。僕ももっと気楽に生きていきたいと思っていますが、やっぱり基本的にはミスが嫌いなんですよ! 先日、日本からLAに帰る際には、1ヵ月くらい前から「持ち帰る物リスト」を作り始め、2週間くらい前から買い出しを始めて完璧に準備を整えてから出国しました。ツアー中も、マネージャーに持ち物リストを共有して絶対に忘れ物がないようにしています。そんな感じで、いちいち細かい僕に付き合ってくれるチーム與のスタッフのみんなには、本当に感謝しています。

【コラム】SHINJIRO’s Piece of Life-人生を形づくったモノゴト-

映画『ボヘミアン・ラプソディ』

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世界的人気ロックバンド「クイーン」のボーカルで、1991年に45歳の若さでこの世を去ったフレディ・マーキュリーを描いた伝記ストーリー。「バンドが成功しても、フレディは次第に仲間とすれ違って孤立してしまいます。最終的には自分自身のコンプレックスや仲間を受け入れることで輝きを増していくのですが、人間ドラマに加えてライブシーンの迫力も満点。音楽ファンならずとも観てほしい作品です」(與さん)

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與 真司郎/SHINJIRO ATAE

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1988年11月26日生まれ。京都府出身。14歳でエイベックスに入り、2005年9月14日にAAA(トリプル・エー)のメンバーとしてシングル「BLOOD on FIRE」でデビュー。2016年6月には初のソロ作品をリリース。2021年3月〜アパレルのみならず、雑貨、アクセサリー等、自身のライフスタイルを広く表現していくブランド「446 - DOUBLE FOUR SIX - 」(ダブルフォーシックス)の立ち上げを発表し、ブランドプロデューサーとしても活躍。現在は日本とLAを拠点に活動中。AAAの15周年記念ドームツアー『AAA DOME TOUR 15th ANNIVERSARY -thanx AAA lot-』が12月25日に最終公演を迎えた。東京ドーム公演の様子が3月20日にフジテレビTWOで独占放送される。日本に滞在している間、毎回お気に入りのスキンケアアイテムをたっぷり買い込んでLAに持ち帰っている。「やっぱり日本のスキンケアアイテムは、いいですね」また「與真司郎 TALK SHOW 2022」の先行チケット販売は、1/16(月)23:59までとなっている。コチラからhttps://avex.jp/atae/news/detail.php?id=1096945

與真司郎のアパレルブランド「446 - DOUBLE FOUR SIX - 」

撮影/峠雄三 スタイリング/Taiji Goto(SMB International.) ヘア&メイク/佐藤真希 取材・文/浅原聡

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