
今季の学生3大駅伝開幕戦、出雲駅伝(10月9日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)のチーム登録(選手10人)が19日正午に締め切られた。登録された10人の中から大会当日に6人が出場する。
2019年大会以来、4年ぶり(3大会ぶり)の優勝を目指す国学院大は、伊地知賢造主将(4年)、平林清澄(3年)、山本歩夢(3年)の「3本柱」に加え、青木瑠郁、上原琉翔ら期待の2年生も順当にメンバー入りした。前田康弘監督(45)は「メンバーに入れたい選手をほぼ登録することができました。最終的な目標は箱根駅伝。出雲、全日本、箱根へと徐々にチーム状態を上げていきたい。その流れの中で出雲も優勝を狙って勝負に行きます」と冷静かつ情熱的に話した。主将の伊地知も「チームの雰囲気はとてもいいです」と前向きに話す。
昨季、出雲駅伝と全日本大学駅伝を大会新記録で優勝し、箱根駅伝でも往復路を制する完全Vで学生駅伝3冠を達成した駒大は今季も強力。今季初戦の出雲駅伝でも優勝候補筆頭として3大駅伝4連勝を狙う。その駒大出身の前田監督が率いる国学院大も駒大に迫る力を蓄えつつある。
昨季の出雲駅伝3位、箱根駅伝2位の中大は前々回の箱根駅伝1区区間新で前回2区区間賞のエース吉居大和(4年)、前回の箱根駅伝1区4位の溜池一太(2年)、同3区区間賞の中野翔太(4年)、同4区5位の吉居駿恭(2年、同5区3位の阿部陽樹(3年)と2位となった主力の往路メンバーがそろってメンバー入り。1996年の箱根駅伝以来、28シーズンぶりの大学3大駅伝優勝を狙える布陣だ。
青学大も原晋監督が「ほぼベストメンバーです」と自信を持つ陣容で優勝争いに加わる力はある。今季の大学駅伝も初戦の出雲路から熱戦が繰り広げられることは間違いない。
国学院大の出雲駅伝登録メンバーは以下の通り。
伊地知賢造(4年)
鈴木 景仁(4年)
平林 清澄(3年)
山本 歩夢(3年)
木村 文哉(3年)
青木 瑠郁(2年)
上原 琉翔(2年)
高山 豪起(2年)
鎌田 匠馬(2年)
田中 愛睦(1年)