
笠原弘希vsバズーカ巧樹(C)SHOOT BOXING
6月26日(日)に東京・後楽園ホールで開催される『SHOOT BOXING 2022 act.3』の63.5kg契約で対戦する、SB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)とKNOCK OUT-BLACKライト級王者・バズーカ巧樹(菅原道場)のコメントが主催者を通じて届いた。
笠原は、第15代SB日本スーパーフェザー級&第4代SB日本フェザー級王者。今年4月の『SHOOT BOXING 2022 act.2』でのSB日本ライト級タイトルマッチで王者・西岡蓮太に勝利を収め、SB初の3階級制覇を達成した。現在7連勝中と波に乗る。

強烈なパンチで西岡をKOした笠原
昨年2月のスアレック・ルークカムイ戦、9月のパランラック・FELLOWGYM戦、今年4月の西岡戦はいずれも左ボディブローでのKO勝利を収めている。
笠原はボディブローについて「僕の得意な攻撃の1つにはなってきた感覚。どの選手でも普段からボディは鍛えているので見えているボディブローだと効かせられませんが、見えないところから打ったり、タイミングが良ければ絶対に効かせられます」という。
ボディは突き刺すイメージで打つという「拳に刃物が生えていてそれをお腹よりも奥に貫通させるイメージで打っています。まだまだの出来栄えですが、誰もが一発もらったらヤバイと思うような武器にしていけたらと思います」と話す。

無法島トーナメント決勝で対戦しているバズーカ(左)と西岡(右)
バズーカについては「向こうが打ち合ってくれるならバチバチ打ち合いたい」という笠原。トレーナーから「やってみろ」と言われた蹴り技が意外にも強烈な威力があったとし「隙あらばやってみようと思います。思いっきりクリーンヒットしたら間違いなくKOできるものなので、その技が出るのか当日は楽しみにしていてください」と秘策も準備しているようだ。
「ここで負けたら西岡選手に失礼だと思います」と、前戦で下した西岡の思いも背負っての参戦となる。
この二人の対戦を占う重要人物として西岡蓮太がいる。バズーカは、20年2月に開催された「無法島GP 64kg級トーナメント」決勝戦で西岡蓮太に敗れている。その後、SBタイトルマッチで笠原が西岡に勝利しているのだ。

蹴りを放つバズーカ
しかしバズーカの強打には要注意だ。2020年8月に丹羽圭介を破りKNOCK OUT-BLACKライト級のベルトを手にし、昨年10月には昇也に勝利し、WMAF世界スーパーライト級王座も獲得している。
SBは投げ技、絞め技もある競技、バスーカは「笠原を絞めてやりますよ。SBはどちらかといえば喧嘩に近いと思うので、面白い試合になります」と、大胆不敵にコメントを残している。
さらに「自分がやりたかった西岡(蓮汰)にKOで勝っているので、ここで僕が倒せば面白い展開になる。西岡には絶対やり返したかったのですが、笠原にしっかりやられていたので、西岡よりも笠原を倒せばいいやと思いました。しっかり倒すので面白い展開になりますよ」と言い切る。
笠原の左ボディブローについては「自分はボディが効いたことがないので、頑張って効かせてみろよ」とコメント。最後に「2R以内に終わる。覚悟しとけよ」と中盤にかけての完全決着を宣言した。
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【動画】笠原弘希の前戦、左ボディブローでKOする瞬間