
ヒバゴンの足跡
50年以上前に庄原市西城町で目撃され、以来、ヒバゴンの愛称で親しまれてきた謎の類人猿に関する新たな動きです。「ヒバゴン」の足跡とされ長年保管されてきた石膏が26日、一般公開されました。
JR備後西城駅の駅舎でお披露目された石膏、縦21センチ、幅13センチ、「ヒバゴン」のものとされる足跡です。
「ヒバゴン」は、1970年代初めに、比婆山周辺で目撃情報が相次ぎ、町は大騒ぎとなりました。当時見つかったのが「ヒバゴン」のものされる足跡です。
足跡は石膏にかたどり、50年以上、庄原警察署が保管してきました。コロナが一段落し、地域振興に役立ててと町の観光協会に寄贈したのは庄原署の粋な計らいです。
■見に来た人
「(当時は)夢があったような、あの頃を思い出すような気がしますね。(子どもの頃)探検に行こう、みたいな話をしてたんですけどね」
ヒバゴンが目撃された当時、担当職員として奔走した恵木剋行さんも公開を歓迎します。
■恵木剋行さん
「50年過ぎましても、いまだにこういう形でヒバゴンが生きておるということになれば大変いいことだと思っている」
■西城町観光協会 山口和男会長
「ロマンあふれるものでありますので、ぜひ見に来て頂ければと思います」
石膏は今後も、JR備後西城駅の駅舎で公開されます。
冷めることのないヒバゴンのロマンは町の活性化に一役買うことになりそうです。