
日本サッカー協会の田嶋幸三会長
森保ジャパンの北中米W杯アジア2次予選シリア戦(21日、ジッダ)が国内で視聴できない事態となる一方で、日本サッカー協会や田嶋幸三会長の強気な姿勢を支持する声がファンの間で広がっている。
シリア戦を巡っては放映権料が相場よりも高く設定されていることもあり、国内での中継や配信が決まらなかった。
16日のミャンマー戦後に日本サッカー協会の田嶋幸三会長は「最後の最後まで粘って交渉はしていくが、変な形でチキンゲームのような形で、お金を釣り上げるとかそういうことに乗っていくつもりは全くない。(放映権料が)高騰していないのに、そこだけ高騰させようと、儲けようとしているからこうなるわけで。放映権は適切な相場がある。ましてや(日本では)夜中の試合」と強気な姿勢を見せ、相手側の法外な要求は安易に飲まない方針を明言した。
ファンやサポーターは視聴環境を求めて海外サイトなどを探すなど奔走する事態になっているが、協会や田嶋会長の姿勢には評価する声が高まっている。SNS上では「これに関しては協会支持。適切な値段じゃないなら放映なくてもいい。調整試合みたいなもんだし」「試合は観たいけど、結果として見送る形になっても、今回は日本サッカー協会を支持する。シリアサッカー協会はゴミだと思うから相手にしない方が良い。損させるべき」「シリア側もなに考えてるのやら 今回ばかりは安易に買わない選択した田嶋会長とJFAを支持したいですね」と日本側を〝なめる〟ような交渉には、断固応じない姿勢が支持されている。
日本代表のW杯予選が国内での放送や配信などで視聴できないという異例の事態にはなったが、協会や田嶋会長は株を上げたようだ。
東スポWEB