子どもが学校にゲーム機を持っていき「卒業まで没収」と言われました...返してもらえないのは「仕方ない」でしょうか?

子どもが学校にゲーム機を持っていき「卒業まで没収」と言われました...返してもらえないのは「仕方ない」でしょうか?

  • ファイナンシャルフィールド
  • 更新日:2023/01/25
No image

学校で没収されたものは返還を求めるのが妥当

ゲーム機など授業中に使用する可能性があるものは、勉強の妨げになる恐れがあります。他の生徒への影響も考えられることから教師の判断で没収されるケースは多いものです。この行為は、学校教育法第11条にある「校長及び教員は、教育上必要があると認めるときは、監督庁の定めるところにより、学生、生徒及び児童に懲戒を加えることができる。但し、体罰を加えることはできない。」に該当します。ただし、没収という表現をしても、学校においては「教師が一時的に預かる」と解釈するのが一般的でしょう。本来、ゲーム機を取り上げるのは「授業に支障が出る恐れがある」と判断できるためです。ですから、その日の下校時には生徒に返還し、以降は学校に持って来ないよう指導を行えば十分ではないでしょうか。必要に応じて保護者に通達することはあっても、長期にわたってゲーム機を返還しないのは適切な措置とは考えにくい行為です。そのため、返還を求めるのは所有権を持つものとして妥当といえます。

応じてもらえない場合の交渉方法は?

生徒の指導を行う立場にあるとはいえ、中には行き過ぎた対応をする教師も存在します。教師であれば、必ずしも常に正しい判断ができるわけではありません。場合によっては、転売してしまうなどの可能性がないともいえません。ゲーム機を没収されたときは、子どもに代わって保護者が早めに返還を求めるようにしましょう。もちろん、学校側で禁止しているものを持ち込むのは子どもの落ち度であり、保護者にも責任があります。そのことを謝罪すると同時に、返還を求めることです。もしも、没収したあとに教師が勝手に転売したり私物化したりした事実があれば、代金を請求することは可能といえます。保護者が返還を求めても言葉を濁すなど返す様子が見られないときは、教師ではなく校長に相談するのも一つの手段です。そもそも、学校自体が行き過ぎた指導を行っている印象があるなら、管轄の教育委員会に相談するという方法もあります。

保護者として子どもの行動を管理することも大切

ゲーム機は、本来学校に持っていく必要のないものです。子どもが持って行くことがないよう、そもそも保護者として管理を怠っていないか考える必要があります。教師の行動が行き過ぎてしまうことも問題ですが、なぜゲーム機を持って行ったのか子どもに理由を聞いてみましょう。もしも友達に貸す約束をしていたというときは、学校ではなく放課後や週末などを利用して渡すように教えることも大切です。卒業まで没収というのも期間が長すぎるため「行き過ぎ」と思われますが、授業に必要のないものを持って行った事実を反省させることも忘れてはいけません。

没収されたゲーム機は返還請求をしても問題はない

学校でゲーム機を没収されたときは、子どもではなく保護者が返還請求をしてみましょう。その際、学校に必要のないものを持ち込んだ事実は謝罪することです。そのうえで、返還してくれるよう伝えて問題はありません。もしも返還に応じてくれないときや私物化した事実があれば、校長に相談するなど段階を踏みながら適切な対処をすることが大切です。

出典

文部科学省 学校教育法(昭和二十二年三月二十九日法律第二十六号)東京都教育委員会 あなたの声をお寄せください執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加