

木の実や落ち葉などの植物を使ったクラフト作品約200点が並ぶ「自然からの贈りもの~木の実と遊ぶ」が岐阜県垂井町役場で開かれ、かわいらしい人形たちが来庁者を出迎えている。6月30日まで。
飾っているのは、20年にわたって制作を続ける高木幸子さん(81)=同町岩手=。これまでに町外で多くの個展を開いてきたが、地元では初めてという。
会場には、クルミやドングリの胴に菜種やダイコンの種の目や耳を付けた小動物たちがずらりと並ぶ。材料は散策して拾ったものや、友人らが届けてくれたもの。愛らしい作品に、来庁者が「これは何の実だろう」と楽しんで見入っていた。
高木さんは「木の実の人形を通して、一人でも多くの人に森や里山の大切さ、素晴らしさを知ってもらえたら」と話していた。
6月には展示替えを行い、リース作品などを追加する。