飲食店街の路地裏にたたずむ「予約制の古本屋」 本を片手に過ごせる非日常の空間【さぬきのプラス 香川】

飲食店街の路地裏にたたずむ「予約制の古本屋」 本を片手に過ごせる非日常の空間【さぬきのプラス 香川】

  • OHK岡山放送
  • 更新日:2023/09/19
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岡山放送

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知っていると得する香川の豆知識をお届けする「さぬきのプラス」。読書の秋、本を手に取る機会も増えると思いますが、今回は高松市の一風変わった古本屋を紹介します。

高松市中心部の飲食店街、通称「トキ新」の路地裏、知らなければ通り過ぎてしまいそうなこの場所にひっそりとたたずむ古本屋、「なタ書」です。

細い階段を上り店内に入ると、漫画から専門書まで様々なジャンルの本、約8000冊が迎えてくれます。

(河原大記者)

「今、店内にいる客は私だけです。そして、私が本を選んでいる間は、ほかの客が入ってくることはありません。そうこの店は、予約制の古本屋なんです」

なタ書は、予約制の古本屋。予約している間は、貸し切り状態で本を選ぶことができます。予約のない時間をほかの仕事に充てられると店主の藤井佳之さんが17年前に開店、店名は以前交際していた女性の名前からつけました。

(なタ書 藤井佳之店主)

「予約制なので、客が希望すれば高松のまちを案内したり、人生相談の依頼もしょっちゅうくる」

予約は電話やSNSなどで24時間受け付け、予約があれば店を開けるスタイルです。

(訪れた客は…)

「東京からきた。すごく落ち着いて見られるし、他人の目を気にしなくていいのはありがたい」

本を選ぶだけでなく、店主とゆっくり会話を楽しめるのも店の魅力の一つです。

(なタ書 藤井佳之店主)

「「この店入りにくそうだな」とか、「ここすごく勇気いるな」という所に入っていったら何か視点がかわるというか、こんな感じの場所もあるのかというのを面白おかしく思ってくれればいい」

秋の夜長をともに過ごす1冊を自分だけの店内で探す。そんなぜい沢な時間と非日常の空間を求めて店の扉をたたいてみてはいかがでしょうか?

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