愛犬の命を救うため、全てを失う覚悟をした男性に救いの手が差し伸べられる(アメリカ)

愛犬の命を救うため、全てを失う覚悟をした男性に救いの手が差し伸べられる(アメリカ)

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  • 更新日:2020/07/30
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全てを投げうって愛犬を救おうとした男性 image credit:Randy Etter/Facebook

どんなに飼っているペットのことを可愛がっていても、犬の命と引き換えに自分の職を失い、愛車を売ろうという決意を持つには、相当の勇気が必要だろう。

アメリカのインディアナ州に住む男性は、子犬の頃から飼っている最愛の犬がいた。ところが病気になってしまい手術しなければ助からないと医師に告げられる。手術代は高額な上に、犬のために仕事を休んでいたことで会社も首になってしまった。

八方ふさがりの男性は唯一の財産である愛車を売ろうとSNSに投稿した。すると、見ず知らずの動物好きな人々が救いの手を差し伸べた。こうして犬に手術を受けさせることができるようになったのだ。『Go Animals』などが伝えた。

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家族同様の愛犬が病気に

インディアナ州インディアナポリスに住むランディー・エターさんにとって、子犬の頃からずっと一緒に暮らしてきた愛犬ピットブルのジェミニは、家族のような存在だ。

そんなジェミニが、去年4月に突然体調を崩した。

元気だったジェミニは激しい嘔吐を繰り返し、数日で体重が43kgから32kgに減り、心配したランディーさんは、獣医院へ連れて行った。

検査の結果、ジェミニの腹部に異物があり、それが腸閉塞を起こしていることがわかった。

おそらく数日前にジェミニが遊んでいた時、誤って何かを飲み込んでしまったのだろう。腹部のプラスチック片を除去する手術をしなければ、命はないと医師から伝えられ、ランディーさんは愕然とした。

手術費用のため、愛車を売ろうと

獣医師からは、すぐにでもジェミニに手術をするべきだと伝えられたが、その費用は4500ドル(約47万円)、ランディーさんにはそれだけの持ち合わせはなかった。

他の獣医院を訪ねてみるも、1軒目よりも更に高い見積額を提示され、ランディーさんはほとほと困ってしまった。

それでも、なんとかして愛犬を救いたい。ジェミニは自分にとってなくてはならない存在なのだから。

そう思ったランディーさんは、どんなことをしてもジェミニの手術費用を用意する決意をした。

悪いことは重なるものだ。ランディーさんはこのタイミングで、上司から解雇を言い渡された。愛犬のために仕事を休んだことが原因だったが、ランディーさんはジェミニを優先したことを後悔しなかった。

手術費用を捻出するため、ランディーさんはFacebookに自身の車を売るための広告を投稿。

3000ドル(約315000円)で犬のために車を売りたいと綴ったところ、その投稿を見た友人の1人が、ランディーさんに2000ドル(約21万円)を貸すことを申し出てくれた。

しかし、手術費用にはまだ足りない。ランディーさんはクラウドファンディングサイト『GoFundMe』でもジェミニのために寄付を呼びかけたが、なかなか資金が集まらず、苦悩していた。

そんな時、幸運にも事態が好転する出来事が起こった。

見知らぬ人々の親切で資金集まり、手術が可能に

ランディーさんのFacebookを見た同州にある動物救済団体『S.O.A.R Initiative』が、ジェミニを救うためにたった数時間で3000ドルの費用を集めてくれたのだ。

見知らぬ人々からの予期せぬ援助を受けたランディーさんは感動し、すぐにジェミニを獣医院へ連れて行った。

医師は、ジェミニの腹部から赤ちゃん用のプラスチックボトルの破片と引き裂かれた靴下を取り出した。

自分のために全てを失う覚悟をして、命を救ってくれた飼い主をジェミニはわかっているかもしれない。瀕死の状態だったジェミニが助かったことは、とても幸運なことだ。

そしてまた、ランディーさんも見知らぬ人からの多額の資金援助を得たことは、とても幸運だったといえよう。

なお、ジェミニはその後無事回復し、現在はとても元気にしているという。

追記(2020/07/30)金額の誤りを訂正して再送します。
written by Scarlet / edited by parumo

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