
山陰中央テレビ
松江市などで路線バスを運行する一畑バス、運転手不足が深刻だとして2024年9月いっぱいで、松江市内などを走る4つの路線を廃止する方針を決めたことがわかりました。
一畑バスによりますと、松江市中心部と松江市島根町を結ぶ「マリンプラザ線」、松江市鹿島町を結ぶ「御津線」、安来市荒島町を結ぶ「荒島線」、雲南市大東町を結ぶ「大東線」の4つの路線について、2024年9月末で廃止する方針を決め、松江、安来、雲南の各市に11月17日付の文書で伝えたということです。
一畑バスでは、4年前に122人いた運転手が10月末の時点で95人に減少するなど、深刻な運転手不足が続いています。
会社では、これまでにもダイヤ改正を行い、運行本数を減らすなど対応してきましたが、2024年4月に運転手の労働時間の規制が強化されるのを踏まえ、路線廃止の方針を決めました。
松江市中心部に直結する唯一の公共交通機関になっている路線も含まれ、今後、通勤・通学利用者への影響が懸念されます。