
7回、同点打を放ち駆け出す森下(撮影・高部洋祐)
「阪神-巨人」(26日、甲子園球場)
阪神が1点を追う七回、ドラフト1位ルーキー・森下翔大外野手の左前適時打で試合を振り出しに戻した。
1死から大山が死球を受け、騒然となった甲子園。これで鈴木はインサイドに投げづらくなったのか、続く佐藤輝は見透かしたように外角直球をきれいに左前へはじき返した。
森下も初球の外角スライダーに対し、ガッツリと踏み込んで左前へ。二塁から大山が全力疾走で同点のホームを踏んだ。
さらに梅野も同じように外角のボールに踏み込んで左前へ。ここで鈴木をマウンドから引きずり降ろした。頭脳的な攻撃が3連打を呼んだ形となった猛虎打線。木浪は代わった高梨から左翼へ犠飛を打ち上げ、佐藤輝が逆転のホームへ滑り込んだ。7回1失点、10奪三振と好投した2年目左腕の桐敷は勝利投手の権利を手にした。