『不可殺』ウルテは被害者なのか? 明かされたドユンの正体、サンウンとの関係性を考察

『不可殺』ウルテは被害者なのか? 明かされたドユンの正体、サンウンとの関係性を考察

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  • 更新日:2022/01/15
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『不可殺 -永遠を生きる者-』(写真はtvN公式サイトより)

これまで敵とばかり認識していたプルガサルのオク・ウルテ(イ・ジュン)だが、実は被害者かもしれない可能性が出てきてた。新たな状況に目が離せなくなったNetflix配信中の韓国ドラマ『不可殺 -永遠を生きる者-』の第7話、第8話。

ミン・サンウン(クォン・ナラ)は、自分がプルガサルだったことを受け入れられずにいた。タン・ファル(イ・ジヌク)に刺された肩の傷がない上に、50年前、前世の自分が家族を見殺しにして逃げたという話にも納得がいかない。鬼物だけでなく、ファルに関わった人物の転生が次々と現れる本作では、転生したからといって彼らの本質が変わらないことが、度々伝えられている。今回は、ファルを捨てた実の父親が、現世でも妻に先立たれ息子を見捨てようとしているところに、ファルが幼かった頃の気持ちをぶつける胸が痛むシーンが描かれていた。現世のサンウンは、これ以上周りの人を傷つけないために危険を犯してでも守ろうと行動し、残忍な前世の行為に理解できずに苦しみ涙を流す人間の心がある。この法則通りなら、サンウンがプルガサルだとは考えにくい。

しかし、それがはっきりしない今、ファルにとってサンウンの言動はあまりにも身勝手だ。耐えがたい怒りを思い返してしまう瞬間もあれば、プルガサルの影が消える瞬間もあり、一緒にいればいるほど戸惑ってしまう。だから、サンウンの苦しみに喜びを感じる時もあれば、距離を縮めるかのように自分の名を名乗り、負傷したサンウンを助けてしまうのだろう。心を動かされているのは、ヘソク(パク・ミョンシン)やナム・ドユン(キム・ウソク)もだった。

ここで、謎めいていたドユンの衝撃的な正体が明かされた。ファルを見張るためにウルテが送り込んだスパイだったのだ。これが、得体の知れないプルガサルを目の前にしても驚く素振りはなく、図々しい態度を取れた理由だったのか。さらに驚くべき点は、ドユンに対するウルテの態度である。満面の笑みでドユンを溺愛するような姿は、呆気を取られる変貌ぶりだ。ではなぜ、ドユンは特別なのだろうか。ドユンの前世は明らかにされておらず、アチャン(ファルの息子)の転生だと予測していたが、ウルテにとっても大事に扱わなければならないようだ。前世に深い繋がりがあったのかもしれないし、アチャンの転生だと知っていて利用するためかもしれない。どちらにせよ、ドユンの存在がファルとウルテの仲を揺さぶりそうである。

新たに見えてきたサンウンとウルテの関係にも着目しよう。黒い穴の呪いには、サンウンがケガをしたり強い痛みや苦しみを感じたりするとそのままウルテの体にも伝わってしまう作用があった。つまり、ウルテの体は完全にサンウンに支配されているのだ。ウルテの背負う呪いは、想像を遥かに越えた生き地獄である。これまで、対ウルテと構えていたが、ここにきてウルテから切実さや哀れさが感じられるのだ。特に、訴えかけてくる目と「俺が一番気の毒だ」という言葉は妙にしっくりくる。前世からウルテは悪だと決めつけていたが、彼の「殺すのには理由がある」という言葉にも引っかかる。そもそもの始まりはウルテではなくファルとサンウンかもしれない。

それを裏付けるのは、ヘソクに前世の巫女が乗り移って言い放った「記憶を失った者が記憶を取り戻したら、ここにいる者は皆死ぬ」という予言だ。記憶を失った者とは、当たり前にサンウンのことだと本人たちは思っているが、ファルも前世の記憶がない一人であることに誰も気づいていない。さらに、喉を噛み切られて穴から血を流して死ぬと言うのだからプルガサルであることは間違いないが、プルガサルだったサンウンが人間の血を吸う場面は一切なく、ファルもまた動物の血だけで生きている。となれば、ファルの前世がプルガサルだったとも仮定できる。その場合、ヘソクの予言の対象はファルにもなり得るし、ウルテの恨みはサンウンだけでなくファルにも向けられている可能性があるのだ。ウルテが「昔の主人公たちが集まった」と言ったのは、600年前ではなく1000年前のことだとも考えられる。

第8話のラストでは、ファルの家族を殺したのはサンウンかウルテか、どちらの主張を信じればいいのか困惑したまま終わってしまった。今後の見どころは、この三角関係とファルの前世だろう。また、ウルテとファルらの間で気持ちが揺れ動いているドユンの行動も追いかけていきたい。(ヨシン)

ヨシン

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