衝撃!! 和歌山市内の鉄道物件をめぐる...6時間65kmドライブ、絶景グルメ付き[フォトレポート]

衝撃!! 和歌山市内の鉄道物件をめぐる...6時間65kmドライブ、絶景グルメ付き[フォトレポート]

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  • 更新日:2021/07/20
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日本製鉄 関西製鉄所和歌山地区で遭遇した形式不明のディーゼル機関車

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大阪駅からJR阪和線を行く紀州路快速で1時間半、南海なんば駅から特急サザンで1時間、大阪市内から阪神高速4号湾岸線でクルマで1時間……。すぐ西側に淡路島をのぞむ、和歌山県和歌山市街。いま海水浴客などでにぎわうこのエリアは、“鉄分”も豊富だった。

7月中旬、和歌山城ちかくにあるカーシェアサービスを使って、いま注目したい和歌山市内の鉄道物件をめぐる“鉄ドライブ”に出た。出発時間は午前11時。17時までに返却する6時間以内コースで、まずは南海電鉄・和歌山市駅から、線路が先へのびる和歌山港方面へと行く。

◆南海 和歌山市駅とJR和歌山駅、2つのターミナル

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まずは和歌山市街の鉄道線をイメージしよう。和歌山市街には、JR和歌山駅と南海・和歌山市駅を中心とした2つの駅前風景がある。

JR和歌山駅は城の東に、南海・和歌山市駅は和歌山城の北にある。和歌山の先、有田・御坊・紀伊田辺・串本・紀伊勝浦・新宮、さらに熊野・松阪・津・鈴鹿・四日市・名古屋へと続くJR阪和線・紀勢線の和歌山駅は、ビジネス・観光の両方に対応するメイン駅だ。

いっぽうの南海・和歌山市駅は、フードコートや地域交流施設などで構成されたモダンな駅舎がかっこいいけど、JR和歌山駅よりもゆっくりのんびりした雰囲気。この南海・和歌山市駅とJR和歌山駅の間に、新内(あろち)などの“夜の街”がある。

◆南海 北島支線のレンガ橋脚

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まずは和歌山市駅の紀ノ川側にある、南海電鉄・和歌山検車区をみる。今回の“和歌山鉄ドライブ”で最初に見たいのは、南海・加太線の旧線跡。

南海・加太線の紀ノ川駅を経るルートは、もとは松江線という戦時中に開業した貨物線だ。のちに旅客線に転用されて現在に至っている。東松江~和歌山市間は、1966年までに廃止されている。

この旧線の跡が、南海・和歌山市駅の西側にはっきりと残っている。それが、加太線・紀ノ川橋梁。Googleマップなどで和歌山市駅の上空をみると、紀の川に架かる旧線の鉄道橋跡が映し出される。

この河西橋は道路橋の河西橋(かせいばし)として残り、台風などの影響で軌道に激しい起伏があり、レンガ橋脚が斜めに傾いているところもある。すぐ上流側に、真新しいコンクリート製の「市道市駅湊線(河西橋)」が出現、2025年の供用開始をめざして建設がすすんでいる。

◆南海・和歌山港線水軒駅から海岸通り、和歌山湾を愛でてハモ天ぷらへ

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紀の川河口大橋・青岸橋(みなと大橋)を渡り、南海・和歌山市駅から先へ2.8kmのびる和歌山港線をたどるドライブへ。和歌山港駅が終点の和歌山港線は、かつてその先、水軒(すいけん)という駅まで線路がのびていた。

1面1線無人駅の水軒駅は2002年に廃止。跡地は公園や駐車場になり、移築された水軒堤防がモニュメントとして展示されている。駅の跡地はいま、Googleマップでも「南海和歌山港線水軒駅跡地」として表示される。

この水軒駅跡をみたあとは、和歌山市内ドライブコースでは外せない、雑賀崎(さいかざき)の海岸通りを走る。急勾配と急カーブが連続する海岸通りを上りきると、和歌山湾が一望でき、途中には「スハネフ14-1」といった鉄道好きには気になる眺望カフェもある。

この狭い山道に路線バスが入ってくるのもおもしろい。和歌山バスの市内雑賀崎循環線だ。路線バスに遭遇すると、マイカーなどはバスに道を譲りながら走っていく。和歌山湾をみながら和歌浦漁港まで下りてくると、立ち寄りたいのが「和歌浦漁港 おっとっと広場」。

この「おっとっと広場」では、穫れたての魚介類をすぐに料理した熱々地元グルメが体感できる。しらす丼・しらすの天ぷら、鯛めし……。なかでも衝撃は、ハモの天ぷら。関東人はあまり縁のないハモを、熱々の天ぷらで食べてみると、ハモのイメージが一変するはず。

◆日本製鉄 関西製鉄所を走る形式不明のディーゼル機関車

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和腹を満たしたところで片男波海水浴場(かたおなみかいすいよくじょう)や和歌山マリーナシティをめざすのもありだけど、再び北へ進路をとり、紀の川を渡る。日本製鉄・関西製鉄所和歌山地区へと行く。

関西製鉄所のまわりをドライブするうえで注意したいのは、「鉄道好きには絶叫するほど衝撃のシーンに出会えるけど、鉄道に興味がない同伴者は怒っちゃうぐらい超絶なにもない場所」という点。

鉄道絶景ポイントは、紀の川河口大橋(みなと大橋)を渡り、紀の川河口の右岸(北側)にのびる公道からみえる。なんとこの道から、関西製鉄所内にはりめぐらされた専用線の線路が眺められる。しかも、運がいいとこの専用線を走る形式不明のディーゼル機関車などに遭遇する!

この日も、たまたま黄色いディーゼル機関車が重連でやってきて、途中で低速走行中に分割し、機関庫らしき建屋へと入っていった。また、公道沿いに敷かれた線路には、正体不明な貨車たちが留置されていて、鉄道好きは時間を忘れて見入ってしまう。

◆和歌山市内の鉄道物件や地元グルメを体感する6時間65km

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このあとは、関西製鉄所へと線路が分岐していた南海・加太線をたどって加太海水浴場へ行き、再び市街地の鉄道物件へむかい、紀伊中ノ島駅の和歌山線旧線跡、和歌山城南の岡公園にある南海和歌山軌道線の路面電車保存車両に会いに行った。

今回は、この記事本文通りにカーシェアのクルマを走らせて、日本製鉄・関西製鉄所から加太海水浴場、紀伊中ノ島駅、岡公園をゆっくりめぐって、6時間65kmの行程だった。

大野雅人

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