ロンドン郊外「イーリング」日本人街としても知られる趣ある街

ロンドン郊外「イーリング」日本人街としても知られる趣ある街

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  • 更新日:2021/05/03
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ロンドン郊外「イーリング」日本人街としても知られる趣ある街

ロンドン西部に位置するイーリング地区には、日本人学校があることから、駐在員をはじめとする日本人が多く住んでいます。セントラルロンドンの喧騒とは一線を画する閑静な住宅街で、レンガ造りの家々やよく手入れされた前庭の花壇を見て歩くだけでもイギリスらしい風景を楽めるでしょう。そんなイーリングにある、ガイドブックには載っていない魅力的な場所をご紹介します。

意匠をこらした天井が美しい「ピッツハンガー・マナー」

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写真:Lady Masala

歴史を感じさせるタウンホール(市役所)があるイーリング地区の中心街イーリング・ブロードウェイ(Ealing Broadway)は、地下鉄セントラル線の終着駅。ハイストリート(大通り)には、ショッピングセンターや飲食店が立ち並び、散策するにはぴったりの場所です。

住人たちの憩いの場となっているウォルポール・パーク(Walpole Park)内には、イギリス指定建造物1級にも認定されている邸宅「ピッツハンガー・マナー(Pitzhanger Manor)」があります。

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写真:Lady Masala

博物館として公開されているこの建物は、イングランド銀行の設計を手掛けたことでも知られる建築家ジョン・ソーンが1800年に購入し、改装を手掛けた当時の姿が再現されています。ソーンは、新古典主義建築を代表する建築家だっただけに、古代ギリシャ・ローマのモチーフを装飾に多数取り入れています。

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写真:Lady Masala

見どころの多いピッツハンガー・マナーですが、最も注目すべきは天井。ウエッジウッドのジャスパーウェアを思い起こさせるような装飾をはじめ、アールヌーボーにも通じる当時としてはモダンなデザインが邸宅のいたる所で見られます。展示室に足を踏み入れたなら、まずは上を向いてその印象的な天井を仰ぎ見てください。

ここにあった膨大な数の絵画やアンティークのコレクションは、現在、大英博物館のそばにある「サー・ジョン・ソーンズ美術館」に移されています。時間が許されるなら、そちらにも足を運んでみてください。

<基本情報>
住所:Mattock Lane, London W5 5EQ
電話番号:+44-20-3994-0967
博物館営業時間:
アクセス:地下鉄 Central Line(セントラル線)Ealing Broadway(イーリング・ブロードウェイ)駅より徒歩5分

季節の花々と廃墟が美しい「ガナズベリー・パーク」

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写真:Lady Masala

「ガナズベリー・パーク(Gunnersbury Park)」は、イーリングと近隣地区を跨ぐ広大な公園。この土地の歴史は古く、11世紀のイングランド王クヌート1世の時代にまで遡ることができます。そして、最後に所有していたのは、ドイツ出身の銀行家ロスチャイルド家でした。

王族や富豪が所有していた広大な敷地内には、大小さまざまな邸宅やオランジュリー(温室)が建てられ、その一部は現在も残されています。完全に修復されたものもありますが、遺跡のように取り残された廃屋にも、深い味わいがあります。

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写真:Lady Masala

現在は市民の憩いの場となっている広大な土地には、さまざまな形式の庭園があります。ロックガーデン、バラ園、イタリア式庭園などさまざまで、ロスチャイルド家が造らせたという日本庭園の名残からは、植物の生命力を感じられるでしょう。

黄色いラッパ水仙に始まり、ブルーベルや藤など季節の花々が美しい公園内では、散策をしたり、ピクニックをしたりと思い思いの時間を過ごせそうです。盛夏に矢車草や芥子など、色とりどりの野草が野原一面に咲き誇る姿は必見です。

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写真:Lady Masala

公園内にある大邸宅は、現在、郷土資料や昔の道具などを展示する博物館として使用されています。地域の歴史に関する資料のほか、ファッションやおもちゃの移り変わりを示す興味深い展示もあり、見ていて飽きることはないでしょう。

また、ビクトリア朝の家庭の様子が再現されたビクトリアンキッチンは必見。当時使用されていたという古い家具や道具がかわいらしくディスプレーされており、アンティークファンには垂涎の場所です。

<基本情報>
住所:Popes Lane, London W5 4NH
電話番号:+44-20-3961-0280
博物館営業時間:
アクセス: London Overground(ロンドン・オーバーグラウンド)Gunnersbury(ガナズベリー)駅より徒歩5分

花が咲く季節に訪れたい「サウス・イーリング・セメタリー」

写真:Lady Masala

イギリスの新聞ザ・ガーディアンで、花が咲く季節に訪れたい場所として紹介された「サウス・イーリング・セメタリー(South Ealing Cemetery)」は、イーリング地区が管理する公営墓地です。日本では、墓地というと幽霊が出そうな暗いイメージがありますが、イギリスでは、静かに散策できる公園のような存在。お墓参りに訪れる人の他にも、ジョギングをしたり、散歩をしたりする人の姿もちらほら。

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写真:Lady Masala

この墓所には、ミステリーの女王とよばれたイギリスの推理作家、アガサ・クリスティの両親が眠っているほか、第一次、そして、第二次世界大戦で亡くなったイギリス連邦加盟国の兵士たちのための記念碑も建っています。

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写真:Lady Masala

1861年からあるという歴史ある墓地だけに、もうお詣りする人もいなくなったであろう古く苔むした墓石が目立ちます。長い年月を風雨にさらされてきた石には、新しいものにはない趣が感じられます。鳥のさえずりを耳にしながら、この静かな場所をゆっくりと散策してみてはいかがでしょうか。

<基本情報>
住所:28 Chilton Ave, London W5 4RU
アクセス: 地下鉄 Piccadilly Line(ピカデリー線)South Ealing(サウス・イーリング)駅より徒歩5分

ロンドン郊外「イーリング」での気ままな休日

セントラルロンドンには、見るべき場所がたくさんありますが、ロンドンでの休暇をのんびりと過ごしてみたいという人には、地下鉄で簡単に行き来できるロンドン郊外に足をのばしてみるのがおすすめです。日本人が多く住む治安のよい閑静な住宅地イーリングには、見るべき場所もたくさんあります。都心部では感じることのできないゆったりとした時間を感じながら、自分のペースで散策してみてください。

2021年5月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

関連MEMO

「ピッツハンガー」公式サイト(英語)(外部リンク)

「ガナズベリー・パーク&ミュージアム」公式サイト(英語)(外部リンク)

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外部リンク

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