ロッテ泥だらけの1番打者が3盗塁 サヨナラ負けに号泣したことも

ロッテ泥だらけの1番打者が3盗塁 サヨナラ負けに号泣したことも

  • 朝日新聞デジタル
  • 更新日:2022/05/14
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"五回表ロッテ1死、左前安打を放つロッテの高部=柴田悠貴撮影"

(13日、プロ野球 千葉ロッテマリーンズ4―1オリックス・バファローズ)

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試合が始まってすぐに、一人だけユニホームが泥だらけになった。

ロッテの高部瑛斗(あきと)は安打で出た一回、三塁まで進むと右飛で果敢にスタートを切り、頭から先制のホームに滑り込んだ。

直前の二盗で汚れたユニホームは、もっと汚れた。

山梨・東海大甲府高、国士舘大をへて入団3年目の24歳。

オープン戦で結果を残して激しい外野手争いを制し、1番打者の座をつかんだ。

ガッツがある。

4月6日の日本ハム戦の九回、左翼の守備で平凡な飛球を捕れずにチームがサヨナラ負けし(記録は安打)、ベンチで人目もはばからず涙を流した。

それでも、「残り百数十試合で取り返したい」と引きずる気配はなかった。

思うような結果が出なくても、初球のストライクから振りにいく積極性を失わず、全力疾走も怠らない。

全試合に出場しているのは、そうやって積み上げた信頼があるからだ。

「悪いときにどう我慢できるかが今年はすごく大事」

この日は全4打席で出塁し、3盗塁で3得点。盗塁数11はリーグ2位だ。

持ち前のスピードを存分に生かし、同期入団の佐々木朗希を援護した。(平田瑛美)

■佐々木朗希は無傷の4勝目

ロッテの佐々木朗希は6安打を許したが、要所を締めた。「変に力で抑え込もうとせず、打たせてとろうと思った」

オリックス戦は今季3試合目。完全試合の後、4月24日の対戦では5回6安打2失点と打たれていた。その反省を生かし、変化球をまじえた丁寧な投球で7回を86球、無四球の1失点にまとめた。

六回2死二、三塁のピンチもバレラを高低で翻弄(ほんろう)。高めの速球を見せた後、低めのフォークで空振り三振に退けた。3、4月の月間MVPも獲得した20歳の右腕は、無傷の4連勝だ。

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