五輪ホストタウン恵庭、グアテマラ競歩陣おもてなし

五輪ホストタウン恵庭、グアテマラ競歩陣おもてなし

  • 日刊スポーツ
  • 更新日:2021/02/24
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グアテマラ五輪委員会とのオンライン会議を行う恵庭市担当者(恵庭市提供)

北海道内の16市町が東京オリンピック(五輪)・パラリンピックのホストタウンに登録されている。マラソン・競歩が開催される札幌市の隣に位置する恵庭市では、中南米にあるグアテマラの競歩代表の事前合宿地として迎える準備を進めている。道内で最初に登録された士別市は台湾のホストタウンとして、積極的に交流を図っている。

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東京五輪本番まで5カ月。恵庭市はグアテマラ五輪委員会とのオンライン会議で事前合宿について協議を重ね、着実に受け入れ体制の整備を進めている。選手3人を含む7人の選手団が滞在予定。12年ロンドン大会20キロ競歩で銀メダルを獲得し、同国に初の五輪メダルをもたらしたエリック・バロンド(29)も代表候補だという。

恵庭市がホストタウンに登録されたのは昨年12月2日。19年11月にマラソン・競歩の開催地が札幌市内に変更され、同12月にコースが決まった。会場近郊で気候も似ていることから、恵庭市がホストタウンの候補地となった。昨年3月の東京五輪の開催1年延期に伴い、グアテマラ五輪委員会との協議によって正式に決定した。

本番直前の7月にグアテマラ競歩代表は2~3週間、恵庭市での事前合宿を予定している。起伏の少ない平たんな土地で、市民にはウオーキング愛好者が多い。整備されたウオーキングコースがいくつもあり、ハード面で受け入れ体制はすでに整っている。市内を流れる漁川沿いのコースは選手の調整場所の候補として検討されている。

ホストタウンとして市民にグアテマラの文化などを広く知ってもらう取り組みを本格化している。「グアテマラセミナー」と題し、観光地や名産のグアテマラコーヒーなどについて紹介する約90分の動画を作成しサイトで配信。本来は市民を集めた講演会を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で中止となり、動画に収録した。担当した企画振興部企画課の大林泰子主査(46)は「グアテマラという国を初めて知る人もいると思う。普段飲んでいるコーヒーの多くがグアテマラ産だと知ることなどで、身近に感じるはず」と話した。

競技当日はバス1台を貸し切って市民が応援に駆けつけるツアーも計画しているが、無観客の可能性もあり現在調整中。大林主査は「スペイン語で『頑張れ』は『Animo(アニモ)』と言うらしく、もし沿道応援が実現したら、グアテマラ代表選手に声を掛けたい。メダルを取っていただきたい」と願った。【保坂果那】

○…士別市は台湾の重量挙げ代表の事前合宿誘致を目指している。かねて「合宿の里」を掲げており、ホストタウン1次登録時に手を挙げた。合宿の里・スポーツ推進課の舘岡隆一ホストタウン推進管理監(51)は「スポーツ合宿が盛んな地として国際的発展できれば」と話す。89年はまなす国体で同競技の会場だった士別市総合体育館を練習場所として提供する考えだ。

◆ホストタウン 東京五輪に参加する国や地域とホスト国である日本の各自治体が交流を図ることで地域の活性化につなげるのが狙い。事前合宿だけではなく、大会後も選手がホストタウンを訪問するなどの事後交流も推進されている。1月29日現在で、517の自治体が登録されており、相手国、地域数は183。

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