クリミア併合9年、プーチン氏死守の構え鮮明...モスクワの大規模集会は急きょ中止に

  • 読売新聞
  • 更新日:2023/03/18

ロシアがウクライナ南部クリミアを一方的に併合してから18日で9年となった。ロシア国内ではウクライナからの越境攻撃が相次ぎ、モスクワのサッカー場で計画されていた大規模集会は急きょ中止された。

プーチン氏は17日、クリミアの開発に関するオンライン会合に出席し、ウクライナがクリミア奪還を目指していることを念頭に「脅威を断ち切るためには何でもする」と述べ、クリミア死守の構えを鮮明にした。

18日に予定されていたモスクワでの大規模集会を巡っては、参加者の動員が展開されていると伝えられていた。直前の中止について、ウクライナの攻撃を警戒したとの見方が広がっている。ウクライナ軍は無人機などで露領内への攻撃を展開し、露南部ロストフ州にある情報機関「連邦保安局」(FSB)の建物では16日に爆発が発生していた。

一方、ウクライナ空軍などによると、露軍は17日夜、首都キーウなどに向けて自爆型無人機16機を発射したが、ウクライナ軍は11機を迎撃した。

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