「最も不便な」路線バス空白地から医療センターへ直行便 12月から試行「需要見極める」 丹波

「最も不便な」路線バス空白地から医療センターへ直行便 12月から試行「需要見極める」 丹波

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  • 更新日:2022/11/25

兵庫県丹波市や市内の公共交通機関の運営企業などでつくる同市地域公共交通活性化協議会が12月2日から、県立丹波医療センター(同市氷上町石生)と市島地域を結ぶ路線バスを運行する社会実験を行う。来年1月31日までの期間限定で、月、水、金曜日に往路と復路を1便ずつ走らせる。需要を調べ、地域交通のあり方を検討する材料にする。(那谷享平)

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市島地域は市内で唯一、路線バスが走っておらず、場所によっては公共交通で同医療センターに行くのに、2回の乗り継ぎが必要になる。社会実験は昨年度に同協議会で本格的な議論が始まり、先月28日の会合で正式決定した。

同協議会事務局の市ふるさと定住促進課によると、実験路線は「前山ふれあいセンター」と「丹波医療センター」を発着点とし、1日に1往復する。33カ所にバス停を新設する。医療センター行きは午前7時32分に発車し、JR丹波竹田駅や竹田小学校前を経由して午前8時32分に到着。復路は午後2時10分に同医療センターを出る。

過疎地を中心に公共交通の利便性が課題となる中、同課は「最も不便な地域で実験し、需要を見極めたい」としている。運行業者は、市内のほかの路線と同じ「ウイング神姫」(宍粟市)。

同医療センターへの直通便を巡っては、林時彦市長がデマンド型タクシーでの実現を2020年の市長選で掲げた。同協議会は「民間タクシー業者とのバランスから難しい」として、路線バスでの実験を選択。現行制度では、デマンド型タクシーは旧町内の移動に限定されている。

また市島地域では、2024年4月の小学校統合後の通学をスクールバスにするか路線バスにするか、地元住民や学校関係者らが議論中。関係者は「実験の結果が判断材料の一つになるのでは」と話している。

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