[キーウ 20日 ロイター] - ウクライナ軍当局によると、ロシア軍は東部ドネツク州バフムト周辺で攻撃を強めており、ウクライナ軍は20日、攻撃を食い止める作戦を展開した。
当局によると、ウクライナ軍部隊はまた、南部ヘルソン州でドニエプル川東岸に渡り、一定の成果を収めた。
ロシア軍は5月にバフムトを掌握。数カ月にわたる激しい戦闘で荒廃していた。
ウクライナ軍地上部隊の報道官は国営テレビに対し、ウクライナ軍が9月に奪還した高台の近くにあるクリシチフカ村にロシア軍が攻撃を集中させていると語った。予備役兵も投入したという。
「この24時間で11回の攻撃を撃退した。敵はクリシチフカ周辺の防御陣地からわれわれの兵士を追い出そうとしている」とした。
ロシア側の情報によると、過去1週間にバフムトとその周辺で30回以上のウクライナ軍の攻撃を撃退した。ロシア国防省は、ウクライナ東部ハリコフ州クピャンスク近郊で1週間に20数回の攻撃があったと報告した。