網田永遠希が強豪・野田学園で学んだ、自立と勝利への執念

網田永遠希が強豪・野田学園で学んだ、自立と勝利への執念

  • WOWOWテニスワールド
  • 更新日:2022/11/25
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伊達公子氏によるジュニア育成プロジェクト「リポビタンPresents伊達公子×YONEX PROJECT 」のメンバー8人のうち、6人が今年度高校生となった。そのうち木下晴結、添田栞菜、古谷ひなたは、通信制の高校を選択し、網田永遠希、林妃鞠、岸本聖奈は、全国大会常連の強豪校へ進学した。

網田は山口県の野田学園へと進み、1年生にしてインターハイ優勝を経験している。それまで親元で母の愛情を受けながら育ってきた網田にとって、自分に課した「自立」への道だった。

「最初は寂しいという思いもあったのですが、寮生活や部活でもやることがたくさんあって、それも忘れるくらいでした」と振り返る。

食が細く華奢だった網田は、プロジェクトのキャンプで、もっと筋肉をつけるようにと言われ、5kg体重を増やした。入学直後から始まった、インターハイ出場、全国制覇への道は、改めて勝つことの重要性を知ることとなる。

「以前は『今日は負けて残念だな』とか『勝って良かったな』とか、試合に対しての思いはそれくらいのものでした。でも、高校に入ってからは『絶対勝つ』という思いで戦っているので、意識がすごく高くなったように思います」

高校テニス日本一をかけたインターハイ(四国総体2022)では、S2(シングルス2)を任され、1−1で勝負がかかる局面となり、「その時ガチガチに緊張して、これが団体戦なんだ…」と実感したという。そして、優勝した瞬間は、テニスで初めてうれし涙を流した。

「全員が本当にテニスと真剣に、正面からその向き合っているので刺激になるし、その中で自分も周りの影響も受けながら頑張れていることが、自信になっています」

寮生活においても「周りがちゃんとしているから、自分がちゃんとしない理由がない」と、日々の生活においても、自分のことだけでなく、周りを見られるようになってきた。

この高校という選択は、将来のために必要なことだと思ったからだ。「伊達さんのキャンプに参加した時、プロを目指すなら自立は絶対にしてなきゃいけないことだと、いろんな方から言われました。家だとやっぱり親に甘えてしまう部分があったので、自分のことぐらいは自分でできるようにならないと、という気持ちもが大きかったです」

3年生が引退した今は、野田学園のエースとして戦い、同時にITF大会にも並行して出場して、さらなる進化を目指している。

11月9日〜12日まで開催された「2023 ダンロップ ジュニア ワールドチャレンジ イン 四日市」で優勝し、海外遠征へ行けるトラベルバウチャー(海外遠征に使用できる渡航費や滞在費の援助)と、全豪オープンジュニアへのワイルドカード出場をかけた国際大会である「2023 DUNLOP ROAD TO THE AUSTRALIAN OPEN JUNIORSERIES IN YOKKAICHI」への出場権を獲得。
惜しくも優勝とはならなかったものの、海外選手を相手に見事な戦いを見せた。

「トレーニングを積んで、体もしっかりしてきたので、自分の目指すテニスの基礎が固まってきた」ことを勝因にあげる。

「ここで頑張るから、試合の時に強くなった自分を見てほしいから、という気持ちが強くなり、(親元を)離れて逆にやる気になっている気がします!」

強豪校の選手としての自立と自覚、そして、負けられない環境で戦う勝利への執念。高校テニスとのバランスを保ちつつ、網田は成長を続けている。

(保坂明美)
写真:ヨネックス

保坂明美

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