
今度こそ確保できるか photo/Getty Images
移籍金なしで獲得できるグリリッチュ
MFレナト・サンチェスを狙っていたミラン。彼がパリ・サンジェルマンへ移籍してしまったことにより、オーストリア代表MFフロリアン・グリリッチュの獲得を目論んでいるようだ。
チームの主力だったMFフランク・ケシエは契約満了で退団し、バルセロナへ加入。ミランは彼の後釜としてサンチェスを狙っていたが、争奪戦に敗れてしまった。
クラブ・ブルージュからFWチャールズ・デ・ケテラエルを獲得したこともあり、前線はひとまず層が厚くなった。こうなるとやはり中盤に選手を加えたいところだが、デ・ケテラエルの移籍金は、3200万ユーロ(44億円)+ボーナス300万ユーロ(4億円)と報じられており、これ以上大金を費やすことはできないだろう。
仏『FootMercato』によれば、今夏にホッフェンハイムを契約満了で退団し、現在フリーとなっているグリリッチュの獲得をミランは目指しているようだ。しかし、彼を獲得するためにはポジションを空ける必要があると同メディアは伝えており、MFティエムエ・バカヨコの退団が求められるという。
グリリッチュはオーストリア代表で10番を背負う選手であり、ポジションは2列目から最終ラインまで幅広く対応可能。ミランは今夏にDFアレッシオ・ロマニョーリを失っており、CBの枚数がやや心もとないが、グリリッチュを獲得できればその問題まで一気に解決できるだろう。
徐々にではあるが、実力者をチームに加え、魅力的なスカッドを作り上げようとしているミラン。グリリッチュにはプレミアリーグのクラブや、セリエAの他クラブなどからの関心も報じられているが、サンチェスを逃した以上、今度こそ彼を捕まえきりたいところだ。