
"朝日新聞のインタビューに応じる李熙燮(イヒソプ)・日中韓三国協力事務局長=2023年11月20日午後3時26分、東京都中央区、河野光汰撮影"
日中韓の平和や協力の強化をめざす「日中韓三国協力事務局」(TCS、本部ソウル)の李熙燮(イヒソプ)事務局長が20日、朝日新聞のインタビューに応じた。李氏は開催の機運が高まる日中韓首脳会談を「3国関係の正常化を意味する」と早期開催に期待感を示した。
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李氏は韓国外務省出身。駐インドネシア韓国公使や在福岡韓国総領事などを歴任した。
「国の場所を動かすことはできない。韓中日は同じ北東アジアの共同体だ」。李氏はこう述べ、日中韓関係の現在地を「新型コロナウイルス禍という長いトンネルを経験し、相手の価値と必要性を再認識している過程にある」と表現。「コロナ禍という障壁が解消された今、3国関係が回復するのは当然だ」と話した。