野菜の高値が食卓直撃「九州の天候がカギ」流通専門家が分析

野菜の高値が食卓直撃「九州の天候がカギ」流通専門家が分析

  • 広島ニュースTSS
  • 更新日:2021/09/15
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TSSテレビ新広島

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8月の中旬から野菜の高騰が続いています。秋から冬にかけて野菜の需要が高まる中、この高値はいつまで続くのでしょうか。

【広印 広島青果・坂田博文取締役】

Q:やっぱり続く?

「一番のカギは九州の生育状況」

8月中旬以降、高値が続く野菜。野菜の高騰が食卓を直撃しています。西日本を中心にした夏の豪雨や日照不足による野菜の品不足が原因。しかし、専門家は今後発生するさらに大きな不安を指摘していました。

【広印 広島青果・坂田博文取締役】

「9月の下旬から10月にかけてちょうど産地が九州に移るわけですが、このあいだの大雨で畑の状態も悪いということで、おそらく植え付け作業についてはずれ込むだろうと思っている。そうなってくると出荷時期もあとにずれるのではないかと懸念している」

Q:野菜が高くなる?

「そうですね」

8月中旬からはじまった野菜の高騰ですが、全体的にみると高値安定の傾向が今でも続いているという状況です。今後、野菜の値段はどうなるのか?取材をした矢野記者です。

【矢野記者】

「今後の野菜、ポイントになるのがこちらです。今の入荷先は東日本中心だが、冬場になると九州に移る。大根、ニンジンは北海道から長崎に移る、白菜は長野から大分へ。レタスも長崎へ。東日本から九州の産地へうまくリレーして端境期がなければ、供給ができるが、このリレーがうまくいっていない」

【広印 広島青果・坂田博文取締役】

「8月の中旬以降の曇天と長雨、それ以降も晴れ間が少ない日が続いていますから、順調に植え付けがいっていない気がする。そうなってくるとリレーがうまくいかないのではないかと思っている。現時点で出荷されている北海道、関東甲信越、このあたりについては10月の中旬、もしくは10月いっぱいは出荷があるが、先週にひょうが降ったりとか例年に比べて気温が低い九州を中心に中国地区は8月の長雨で定植が思うようにできていないので、そうなると10月全般に入荷量が少ないのではないかという見込みを立てている」

【矢野記者】

「東日本は、低温や日照不足などで生育が遅れている。商品も少なくなる。九州は「まだ間に合わない」ということで、その状態が続けば続くほど値段が上がる。しかし、実は去年も野菜は高かったのです。

こちらは去年と今年の野菜価格の比較なのですが、去年のほうが高いです。キロ単価で240円前後が基準。去年の7、8月は300円を超えていた。今年の9月は284円と高い。

去年は9月以降どんどん下がった。11月には200円を切った。それは去年の天候が良かったから。しかし、今年は期待できない。気象データを見てみると降水量が全国的に多い。

特に西日本は多い。日照時間も全国的に少ない。気温も上がらず、全国的に平年より平均で1度以上低いというデータが出ています。これからどうなるのか、専門家の分析はこちらです。

【広印 広島青果・坂田博文取締役】

「一番のカギになるのは、これから九州の生育状況が一番ポイントになると思います」

Q:それ次第でさらに高値が続く?

「その可能性はありますよね」

Q:現状でも10月いっぱいは続く?

「10月いっぱいくらいは入荷は少ないと思う」

【矢野記者】

「ということで、「現状、野菜が値下がる要素はほとんどない」というのが結論。あとは九州の天候に期待というところです」

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