持つべきものは、古くからの友|オクタンUKスタッフの愛車レポート

持つべきものは、古くからの友|オクタンUKスタッフの愛車レポート

  • octane.jp
  • 更新日:2021/11/25
No image

ある程度の年齢になると、ある程度の車が買えるようになると思いがちだ。そして定年を迎える頃になれば、働き尽くしたご褒美に、憧れの車が手に入るはず… しかし、こういった考え方はトラブルの元になる。まさに今、我が家に5台のクラシックカーが鎮座しているのはそのせいだ。

【1年半放置してしまったメルセデスに置きたトラブル】(写真4点)

問題のひとつは、何台もある車の保管場所だ。特に冬。幸運なことに、私には3台分のガレージを持つ友人がいた。優しい彼は、私の車を1台そこに置かせてくれた。

2019年10月、私はそこに1989年 メルセデス300SL コンバーチブルを停めさせてもらった。まぁ数カ月の間だけだと思っていた。しかし、コロナ禍により2020年3月には状況が一変した。出かけることもままならず、その後、そのメルセデスをなんとか一度だけそのガレージから出すことができたのだが、本当に私の元へと戻ってきたのは、預けてから1年半後、今年の4月になってからだった。

エンジンをかけた時、キーキーと何かが擦れるような音が聞こえた。そして、ハンドルを回すとすぐに、すさまじい金切り声のような音がした。それは、左右のドアロックをした時も同じだった。それにもかかわらず、私はなんとか車を家まで移動させることはできた。

そのとき、ガレージを貸してくれた私の友人からメッセージが届いた。私の車が停まっていたスペースの、エンジンすぐ下あたりに、ほぼ乾ききったオイルの残骸がいくつか落ちていた、と言うのだ。すぐにパワーステアリングのオイルタンクを確認してみると、当然のごとく空っぽになっていた。タンクの上からオイルを補充したが、ステアリングボックスから漏れていた。

これの修理代は安くはなさそうだ。『SL Shop』によると、車の引取と返却を含め、合計1200ポンド(約19万円)かかるという。メルセデス社からの右ハンドル用のボックス部品供給は終了しているため、スペシャリストにリビルドしてもらう他ないのだ。問題は、ボックスを一旦外すと、その車を運転すること自体ができなくなること。なので、リビルド用の部分を送ってもらうことにしたのだが、早くても1週間はかかってしまう。

話が次第に複雑かつ高額になっていくことに耐えかねて、私の古くからの友人である『シルバー・アローズ・オートモービル』のマイケル・レヴァースに電話をかけた。残念ながら、マイケルは最近ロンドンのパトニーからケント州のサンドイッチという所へ店舗を移転したそうで、そこは我が家から少々遠かった。なのでマイケルは、アマーシャムの『ロジャー・エドワーズ・モータース』のポール・サムナーを訪ねるようにと、アドバイスをくれた。そこなら車で30分だ。

偶然にもポールは、予約のキャンセルがあったばかりで、すぐに修理をしてくれるという。ここでは、1980年代からこういった車のスペシャリストであり、自社でステアリングボックスを製作できるのだ。たったの48時間後、私の車は発車準備完了となった。なんて幸せな日々なんだ!

もしあなたのSLにも同様の症状が現れたら、『ロジャー・エドワーズ・モータース』(電話番号01494766766)のポール・サムナーか、『シルバー・アローズ・オートモービル』(silverarrows.co.uk)のマイケル・レヴァースに連絡されたし。

文・写真:Sanjay Seetanah まとめ:オクタン日本版編集部

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加