【野球】ヤクルト五十嵐引退 盟友・石川に託した夢

【野球】ヤクルト五十嵐引退 盟友・石川に託した夢

  • デイリースポーツ online
  • 更新日:2020/10/24
No image

つば九郎からあいさつを受けるヤクルト・五十嵐亮太(代表撮影)

ヤクルトの五十嵐亮太投手(41)が15日、都内の球団事務所で引退会見を行った。友に託し、仲間に誓った夢。合言葉は「200勝」。同い年でこれまで切磋琢磨(せっさたくま)してきた盟友の石川雅規投手(40)も思いを寄せた。

二人の思いが、寂しさの中で交差する。高卒と大卒で入団時期こそ違うが、良き相談相手で良き理解者。五十嵐は引退決断を電話で伝えると、「大丈夫、まだいけるだろう」と石川から声をかけられたという。

その翌日には戸田球場で、石川とキャッチボールをする機会があった。「相手がいなくてね」と“理由”を探す。重なり合ったのは、若かりし頃の記憶だ。先発と中継ぎで役割こそ違うが、よくキャッチボールをやっていた間柄だった。

だからこそ五十嵐が「もうキャッチボールできないと思ったら、寂しくてつらくて…」と涙をこらえれば、「僕も寂しかったですね…寂しいですね」とは石川。それ以上、言葉は続かなかった。

そんな五十嵐から、石川に託された夢がある。引退会見では「200勝を見たい、見せてもらいたい」と熱望。石川が開幕から勝てない日々が続いても、五十嵐は「ここで諦めて辞めるのは簡単、続けることが大事」と声をかけ続けてきた。

同級生から受け継ぐ魂、40代から目指す目標には大きな意味がある。共に勝利のために走ってきた。石川も「僕の勝利は、亮太が投げてくれて勝っている。本当にこれ以上ないくらい心強い味方、そして仲間でした」と改めて感謝する。そして、言葉を続けた。

「亮太だったり、そういう人たちの思いを背負えるなら背負って…。簡単な道ではないですけど、体が元気で、必要とされているうちは目指したいという思いが、より一層強くなりました」

これまで積み重ねてきた172勝は、共に戦ってきた証しになる。石川に、五十嵐の願いは託された。(デイリースポーツ・松井美里)

この記事をお届けした
グノシーの最新ニュース情報を、

でも最新ニュース情報をお届けしています。

外部リンク

  • このエントリーをはてなブックマークに追加