「さくらんぼ送った」の甘い言葉で... 特殊詐欺の新手口 神奈川

「さくらんぼ送った」の甘い言葉で... 特殊詐欺の新手口 神奈川

  • 毎日新聞
  • 更新日:2022/06/23
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サクランボ(写真はイメージ)

「おばあちゃんの家にさくらんぼを送った。さらに別の場所にもさくらんぼを送ったけど、会社の重要書類を一緒に送ってしまった。金が必要なので、夕方に取りに行く」

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旬の果物をプレゼントするという「甘い言葉」を使った新しい手口のオレオレ詐欺が6月15日、神奈川県内で発生した。この件は未遂に終わったが、お中元のシーズンを控えていることもあり、県警は「旬の果物を出すことによって会話に現実味が出る。季節ものには注意しなければならない」と呼びかけている。

県警鶴見署によると、15日午後2時半ごろ、横浜市鶴見区に住む82歳の女性宅に、孫を偽った人物から、さくらんぼに絡めて現金を要求する電話があった。女性が電話口で応対していたところ、偶然女性宅でガスの検針作業をしていた作業員の男性が、会話の内容を聞いていた。

「それ詐欺じゃないですか」。男性は女性にこう助言し電話を切らせたうえ、自ら110番通報。県警の調べで、孫はこの電話と無関係だったと判明した。鶴見署の担当者は「特殊詐欺の手口としてさくらんぼというワードを聞いたのは初めて」と話す。

2022年1月から5月末の県内の特殊詐欺被害額は13億800万円で、21年同期比で4億9600万円も多い。被害の増加を受け、鶴見署では特殊詐欺抑止対策班を作り、高齢者の自宅や金融機関の見回りを強化している。【鈴木悟】

毎日新聞

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