DeNA・三浦監督「胴上げを見るために神宮へ行くわけじゃない」 伊勢大夢が八回無死満塁15球斬り

DeNA・三浦監督「胴上げを見るために神宮へ行くわけじゃない」 伊勢大夢が八回無死満塁15球斬り

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  • 更新日:2022/09/23

セ・リーグ2位のDeNAは22日、巨人23回戦(横浜)に3―0で勝利。3-0の八回無死満塁の大ピンチで登板した伊勢大夢投手(24)が4番・中田から岡本和、代打・中島を計15球で打ち取り、無失点でしのいだ。「伊勢大明神」は今季67試合目の登板で40ホールドポイントに到達した。チームは23日から6ゲーム差に縮めた首位のヤクルトと3連戦(神宮)に臨む。2勝1敗と勝ち越せば、2年目となった三浦大輔監督(48)の政権下で初のクライマックスシリーズ進出が自力で決まる。

絶体絶命のピンチを乗り越えても、伊勢は右拳を軽く上げただけだった。表情を変えず、ベンチに歩を進める。それでも大仕事を果たした背番号13に、ベイスターズファンから温かい拍手が注がれた。

「自分が絶対にカバーしようという思いでした。安打は打たれても1点しか入らないと腹をくくって投げました」

3―0の八回。エスコバーが不安定で、四球と失策が絡んで無死満塁。伊勢は一発が出れば逆転を許す場面でマウンドに上がった。一直線の帽子のつばの下は無表情。4番打者の中田を浅い右飛とし、岡本和には外角低め、152キロの直球で見逃し三振に。代打・中島は内角直球で力のない二飛に仕留めた。

20日の阪神戦で39ホールドポイント(HP、36ホールドと救援での3勝を足した数)の球団新記録を樹立した。この日はリーグトップに立つ67試合目の登板で、節目の40HP(リーグ3位)に到達。3連投目だった〝伊勢大明神〟は疲労の色を顔に出さず、仕事を全う。27個目のアウトを抑えの守護神の山崎が奪うと、ようやく安堵(あんど)の表情を浮かべた。

最後の力を振り絞り、敵地の神宮球場に乗り込む。23日からは首位・ヤクルトと3連戦。今季55本塁打を放っている〝村神様〟ことヤクルト・村上とは熊本・九州学院高時代にチームメートだった。高3時には伊勢がエースとして、村上は1年生4番として夏の甲子園大会に出場。「(高校時代から)すごい打者だった。後輩だからって、厳しくいって(カウントが悪くなっても)勝負しないとかはない。チームとして戦っている。あいつと勝負する場合だってある。相性も考えて準備していく」。今季の対戦成績は1打数1安打、2四球だが、逃げるつもりはない。

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六回、本塁打を放って生還した宮崎(51番)をグータッチで迎える三浦監督(左)(撮影・長尾みなみ)

昨年10月26日。本拠地の横浜スタジアムでヤクルトに胴上げを許した。「横浜反撃」のスローガンは、この瞬間に生まれた。

「胴上げを見るために神宮へ行くわけじゃない。明日、勝つためです」

三浦監督は試合を終えてなお、闘志を前面に出した。今月は22日間で20試合を消化し、この間は9勝11敗。「投手も野手も疲れていない選手なんていない。でも勝ちたいという気持ちが勝っているからこそ、毎日グラウンドに出て戦ってくれている」とナインを称賛した。

チームとして2019年以来3年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)へ。ヤクルトとの3連戦に勝ち越せば、2年目の三浦政権下では初のCS進出が自力で決まる。残り10試合。ファイティングポーズを崩さずに戦う。(横山尚杜)

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