「邪道」に見える日本の教育、結果を見れば「むしろ正しい」=中国

「邪道」に見える日本の教育、結果を見れば「むしろ正しい」=中国

  • サーチナ
  • 更新日:2021/07/21
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「邪道」に見える日本の教育、結果を見れば「むしろ正しい」=中国

人口が多い中国では何事においても競争が激しい。子どもたちも幼少の頃から受験戦争に向けて毎日勉強に追われ、遊んでいる暇などないのが現状だ。すべては将来の成功と安泰な生活を手に入れるためだが、そううまくはいかないのが現実というものだ。

日本ではノーベル賞を受賞した科学者のすべてが現代の中国の子どものように「詰め込み式」の教育を受けたわけではなく、むしろ幼少期はのびのびと育ったという人は多い。中国メディアの百家号は16日、「日本の教育の成功の理由」を分析する記事を掲載した。

記事はまず、日本の教育は中国と全く違い、「不学無術(ふがくむじゅつ)」式に見えると紹介した。日本の子どもたちのかばんには、運動着や水着、歯ブラシ、ハンカチ、絵具など、勉強とは関係なさそうなものがたくさん詰まっている。教科書とノートばかりで重くなっている中国の子どもたちのかばんとは全く違うと伝えている。中国では、体育や芸術関係の授業は軽視される傾向が高い。

また日本では、中学や高校になると選択科目があり、各自が興味のあることを学べるシステムになっていると指摘した。部活動もあるので、音楽やスポーツなど好きなことに打ち込むこともできるが、毎日夜遅くまで勉強だけをさせる中国の教育方針からすれば、文武両道を目指す日本の教育は「邪道」になるそうだ。

しかし記事は、勉強以外のことも積極的に取り入れる日本の教育方針は「むしろ正しいようだ」と分析している。例えば、iPS細胞でノーベル賞を受賞した山中伸弥氏は、学生時代には柔道に熱中していたというが、記事は「生活面や運動など多角的な教育を施すことで、成績が優秀なだけでなく、生活力と健康を兼ね備えた立派な大人になるのだ」と称賛した。また、医者を志したのは柔道で何度も骨折したのがきっかけだったというエピソードからも、勉強ばかりしていたらそのような発想にも至らない、と感心している。

記事はノーベル賞受賞者を成功例として紹介しているが、ノーベル賞を受賞していなくても立派な大人はたくさんいる。日本の教育方針は、心身ともに健康でバランスの取れた大人に育てることを目指しており、中国人には目からうろこのような感覚なのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

村山健二

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