
19年7月の2歳未勝利を制した時は10番人気だったデンコウリジエール(ユーザー提供:ワラビさん)
父に続け! 昨年末のギャラクシーSを制したデンコウリジエール(牡6、栗東・荒川義之厩舎)が、根岸S(4歳上、GIII、東京ダ1400m)で重賞初挑戦。05年の覇者である父メイショウボーラーとの父子Vを狙う。
過去26戦で1番人気に推されたことは一度もなし。デビューから4連勝でスターダムに駆け上がった父とは対照的に、地道に力を付けてきた。2歳7月のデビュー2戦目で初勝利を挙げたが、そこから5連敗。2勝目は3歳の10月だった。連勝が一度もないように、何度もクラスの壁に当たったが、そのたびに乗り越えて4歳5月にオープン入り。一昨年のオータムリーフSを7番人気、昨年12月の前走ギャラクシーSを5番人気で制するなど、「万馬券メーカー」として存在感を発揮している。
今回が初の重賞チャレンジ。さすがに印は薄いが、前走では今回人気のバトルクライを下しているだけに、不当な人気落ちかも。さぁ、再び高配当の使者となるか。父子制覇を果たし、やはり父が制したフェブラリーSへと駒を進めたい。