社屋を災害時避難所に 矢掛で協定 城江自主防災会と戸田レーシング

社屋を災害時避難所に 矢掛で協定 城江自主防災会と戸田レーシング

  • 山陽新聞デジタル
  • 更新日:2021/10/14
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協定書に署名した(右から)田口会長、戸田社長、立会人の山野通彦町長

岡山県矢掛町中の3町内会で組織する城江自主防災会(46世帯)は、地区内に事業所を持つ自動車レース用部品製造の戸田レーシングと、災害時に社屋を一時避難所として利用するための協定を結んだ。地区のほぼ全域が土砂災害警戒区域にあるものの、町に登録できる一時避難所がないことから、防災会は「高齢化が進む地域住民の安全安心確保につながる」と喜ぶ。

協定では、災害発生時、同警戒区域外にある社屋を、住民が一時的に身を寄せる避難所として利用できるとしている。同防災会が9月、会社側に協力を打診した。町によると、自主防災組織と民間企業による災害時協力協定締結は町内では初で、県内でも珍しいという。

城江公会堂で10日にあった同防災会の避難訓練には住民や町などの関係者ら計約80人が参加。町内で震度6弱の地震が発生した―と想定した訓練後に調印式があった。城江自主防災会の田口英明会長と、戸田レーシングの戸田憲吾社長が協定書に署名し、戸田社長は「社として今まで以上に防災に取り組んでいきたい」と話した。

田口会長は「協定実現に迅速に対応してくれた会社に感謝したい。地元だけでなく、矢掛町内の防災意識を高めるきっかけになれば」としている。

町総務防災課によると、町の指定避難所とは別に自主避難の際などに利用される一時避難所には、町内19カ所が登録されている。城江公会堂は1930年築で耐震基準を満たしておらず、登録されていない。

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