2勝目から一夜明け、左手にテーピングをし、笑顔で会見に臨む那須川（撮影・浅見桂子）
無敗の格闘家でボクシンデビュー2連勝を飾った東洋太平洋スーパーバンタム級8位那須川天心（25＝帝拳）が19日、都内のホテルで一夜明け会見に臨んだ。
メキシコ・バンタム級王者ルイス・グスマン（27）との55・79キロ契約体重8回戦に臨み、2度のダウンを奪って3－0のフルマークという大差判定勝利を挙げて、最強王者への道をまた一歩、進んだ。
KOできなかったことに「まだまだ道のりは長いなと。自分の中ではポジティブに考えている」と口にした。試合中に痛めた左拳の回復次第だが、次戦は来年1月が予定されている。
所属ジムの本田明彦会長は開催地に言及し「東京ではない可能性がある」とボクシング転向後、初めてとなる首都圏以外で試合に臨む見通しを明かした。那須川は4月のボクシングデビュー戦、18日の2戦目ともに東京・有明アリーナで試合していた。47戦無敗だった格闘家時代には首都圏だけでなく、大阪などでもファイト。メディア露出も多く地方でも人気がある。
また本田会長は「まだ時期は決めていないが、（那須川は）来年、1回は海外で試合する」とも説明。米国などを候補にボクサー那須川として海外に進出すると明言した。
