タイ産ドリアンの中国向け輸出、「一帯一路」で急拡大

タイ産ドリアンの中国向け輸出、「一帯一路」で急拡大

  • 新華社通信
  • 更新日:2022/11/26
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タイ産ドリアンの中国向け輸出、「一帯一路」で急拡大

タイ・チャンタブリ県の選果場でドリアンを仕分ける従業員。(5月5日撮影、バンコク=新華社記者/王騰)

【新華社重慶11月25日】中国はタイにとって最大のドリアン輸出市場で、対中輸出が毎年急増している。タイ商務省のデータによると、2021年の生鮮ドリアン輸出額は34億8900万ドル(1ドル=約139円)で、うち9割近くが中国向けだった。

タイ産ドリアンの中国向け輸出が急増したのは中国西部と東南アジアを結ぶ陸海複合一貫輸送ルート「西部陸海新ルート」の開通によるところが大きい。

西部地域は4億人の人口を擁し、中国で最も発展の潜在力がある地域の一つとなっている。同ルートが17年に開通するまで、タイ産ドリアンの西部市場開拓は難しかった。同市場に送るには、まず東部の都市に運び、転送する必要があった。長い物流時間によって果物の鮮度が落ち、高い物流コストも競争力のブレーキになっていた。

中国は13年、「一帯一路」構想を打ち出した。同構想の重点プロジェクトである西部陸海新ルートは、重慶市に運営センターを置き、西部各省・自治区・直轄市の重要な結節点とし、鉄道や水運、道路などを使い、中国南部を経由して世界各地とつながるため、東部地域から海へ出る輸送ルートに比べ、所要時間が大幅に短縮できる。

タイ産ドリアンの西部地域への輸送時間は現在、新ルートの利用で約6日間短縮され、コンテナ1個当たりの輸送コストは約2千元(1元=約19円)下がった。かつてドリアンがなかなか見つからなかった重慶などの都市でも、より便利で迅速な方法で届いたタイ産ドリアンが見られるようになった。

東南アジアからは現在、タイ産ドリアンだけでなく、タイのドラゴンフルーツやインドネシアのジャコウネココーヒー、ベトナムの白身魚バサなどの特産物が、新ルートを通じて中国市場に迅速に輸送されている。

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