「全員で立ち向かっていく」久光・長岡望悠が獅子奮迅、12得点で7連勝導く 19日JTと大一番、Vリーグ女子

「全員で立ち向かっていく」久光・長岡望悠が獅子奮迅、12得点で7連勝導く 19日JTと大一番、Vリーグ女子

  • 西日本スポーツ
  • 更新日:2023/03/18
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バレーボールのVリーグ女子1部で暫定4位の久光スプリングスは18日、愛知県の西尾市総合体育館で6位デンソーとのアウェー戦に臨み、3-0(25-23、25-23、25-23)でストレート勝ちした。上位4チームによるプレーオフ(PO)進出争いが白熱する中、久光は7連勝で通算22勝9敗(63ポイント)とし、19日に同会場で行われる3位JTとの直接対決に向けて弾みをつけた。

結果はストレート勝ちでも、3セット全て2点差と苦しんだ久光。最大6点差までリードを広げられた第2セットを逆転で取り切ったのが大きかった。粘り強く追い上げ、22-23から長岡望悠(31)のアタックで連続得点。一気にセットポイントを握ると、最後は中島咲愛(23)が決めた。

2セット目まで「2枚替え」でコートに入っていた長岡の活躍が光った。「いいリズムでいっていたので」との酒井新悟監督の判断で、第3セットはセッターの井上美咲(28)とともにスタートから登場した。このセットだけで8得点。試合を終わらせたのも長岡の一打だった。「チーム全体で(悪い)流れをカバーしながら、勝ち切るところまで持っていけた」と、サウスポーは汗を拭った。終わってみればアタックでの12得点(26打数)は中島の13得点(22打数)に次ぐチーム2位。「第2セットの中盤以降、代わって出た井上と長岡が大きな仕事をしてくれた」と酒井監督も賛辞を惜しまなかった。同じオポジットで、足のコンディションに不安を抱えるリセ・ファンヘッケ(30)の負担軽減につなげられたのも大きかった。

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ストレート勝ちに貢献した久光のセッター井上美咲(写真提供:SAGA久光スプリングス株式会社)

ヤマ場を迎えたシーズン最終盤。酒井監督は「目の前の試合を全力で勝ちにいく」と繰り返す。優勝した昨季は下位チーム相手の敗戦が重くのしかかり、レギュラーラウンド残り3試合で1敗もできない土俵際まで追い詰められた。そこから白星を連ね、ぎりぎりの順位(3位)でPOに進出した経緯があるだけに、フルセットの末に逆転勝ちした12日の埼玉上尾戦後、攻守の要の石井優希(31)はこう口にしていた。「昨年も自分たちで苦しみましたし、どの相手に対しても全力でぶつかっていくこと。目の前の1点を積み重ねていくこと。今の私たちはそれしかありません」

苦楽をともにしてきた同い年の石井の決意をコートで共有するように、長岡は「1点ずつ」の思いを左手に込め、託されたボールを打ち抜いた。19日に激突するJTには今季2戦2敗ながら、前回の対戦はミスによる失点を重ねるなど久光の自滅に近かった。同じ22勝9敗で、わずか1ポイント差。長岡が言い切った。「今を大切に、チーム全員で立ち向かっていく」。培ってきた結束力が命運を握る一戦で試される。

【本日のVOM】#井上美咲選手?
本日も応援ありがとうございました‼️

明日もチーム一丸となって頑張ります??
熱いご声援をよろしくお願いします?

Go!Springs!!#久光GOGO#強く・美しく・ともにpic.twitter.com/q0I6PxmJm1

— 【公式】久光スプリングス (@springsofficia1)March 18, 2023

西日本スポーツ

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