すっかり橋本環奈“円”色に染まった湯川班 変化から見える信頼関係<トクメイ!警視庁特別会計係>

すっかり橋本環奈“円”色に染まった湯川班 変化から見える信頼関係<トクメイ!警視庁特別会計係>

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  • 更新日:2023/11/21
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人質立てこもり事件発生…でも経費は有限 / (C)カンテレ

【写真】「どんだけ運悪いのよ」橋本環奈“円”と松本まりか“藤堂”が人質に

橋本環奈主演の「トクメイ!警視庁特別会計係」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)(以下、ネタバレを含みます)第6話が、11月20日に放送された。若者の素人強盗犯と緊張の戦闘がメインの回だったが、特に注目を集めたのは“湯川班の一円化”。明らかに影響を受けつつある湯川班の会話が、SNSで「みんなコスト気にするようになっててかわいい」「確実に円ちゃんの影響出てるね笑」といった声を集めている。(以下、ネタバレを含みます)

「トクメイ!警視庁特別会計係」とは

同作は、経費から事件解決の糸口を見つける新しい警察エンターテインメント。緊縮財政を強いられた警察の本庁から、“特別命令(トクメイ)”を背負って派遣された特別会計係が橋本環奈演じる一円(はじめまどか)だ。

経費において一円のズレも許さない几帳面な性格の円。周囲から「疫病神」と呼ばれるほどの“凶運”を持つ円が、沢村一樹演じる湯川哲郎をはじめとしたひと癖もふた癖もある個性豊かな刑事たちとともに、“お金”の面から事件解決に迫っていく。さらに警務課長・須賀安吾を佐藤二朗、上司である副署長・中塚文雄を鶴見辰吾が演じ、脇を固める。

ある意味“豪運”の円

警察組織を脅す謎の人物・Xの捜索を特命として受け持つ円。湯川班にX捜索の手伝いを依頼するも、「ボーナスとかもらえんの?」と興味を示す藤堂さゆり(松本まりか)以外は手を上げてくれなかった。

だが1人でも声を上げてくれたことがうれしかったようで、出勤前の朝イチから藤堂にまとわりつく円。朝はむさくるしくないところでコーヒーを飲んでから出勤…という藤堂のルーティンにも、ついて行こうとする始末だ。

だがさすがは“疫病神”と呼ばれる円だけに、たまたま目に入った「コーヒー100円」の喫茶店で事件に巻き込まれてしまう。扉を開けた人気のない喫茶店はレジが壊れており、内部には少年たち素人強盗団が侵入していた。

湯川班イチの武闘派で知られる藤堂が襲い掛かってきた2人の少年を制圧するも、3人目の銃を持った少年が円を人質に取る。実際に発砲することでおもちゃではないことを示すと、少年たちは藤堂と円を拘束。「もうなんなの! たまたま寄った店で強盗と鉢合わせるなんて…運悪すぎでしょ!」と嘆く藤堂に、円はシオシオの顔で謝罪する。

しかし円が異常な数を持ち歩いているお守りのうち1つが事態を打開していく。家内安全と書かれたお守りはGPSつきで、内蔵されたボタンを押すことによって円の机のオモチャが危機を知らせてくれるのだ。

円がボタンを押したことで、「円超ピンチ! 超ピンチ!」という音声とともに突然踊りだした円の机のサボテン人形。もちろんそれが何を示すか知らない警務課長の須賀安吾(佐藤二朗)だったが、それをきっかけに円へ業務用に支給されたスマホのGPSが、ある地点から動かないことに気づく。湯川班でもこれまで一度も遅刻したことのない藤堂のGPSが同じ場所から動かないことを確認し、ようやく事件性をかぎつけた。

SITにも求める“経費削減”

捜索の結果、喫茶店内に銃を持った少年たちが立てこもっていることが判明。円と藤堂が人質に取られていることも明らかになり、向かいにある中華料理店に捜査本部が置かれることになった。しかし当然、休業をやむなくされる店舗としては「売上の保証」が必要。経費削減のために諦めようとする湯川班の面々だったが、リーダーである湯川だけは別だった。売上を保証すると安易に言ってのける湯川は、メンバーの心配をよそに「秘策」を実行に移す。

その秘策とは、須賀による激ウマチャーハンの署内販売。味も接客も「星1つ」という低い評価だった中華店のチャーハンが、“隠し味”を入れたことによって署内でバカ売れすることに。須賀が料理の腕前も逸品であることを知っていた湯川によるファインプレーだ。一昔前の「事件解決のためなら経費は仕方ない」と思考停止していた湯川とは、考え方が大きく変わっているのがわかる。

加えて、湯川班の面々にも強い経費削減意識が芽生えていた。立てこもりなどの緊急事態に対応するプロの舞台・SITが到着したあと、突入ルートの選定をしていたシーン。SITリーダーによって「突入は2班に別れておこなう。1班は店側表から接近…ガラスを破って催涙ガスを投げる」という作戦が立案された。

しかし直後、中西翔(徳重聡)からツッコミが。「ちょっとちょっと! ガラス結構高いんだから、簡単に壊すとかどうなんですかね! 差し入れとかしてさあ…犯人に開錠してもらった隙に催涙ガスを投げ込んで制圧する…方がいいんじゃない?」という言葉に、SITリーダーは「検討しよう」とコメントする。

続いて「1班が表を制圧する隙に、第2班は裏口からカギを破壊して侵入。人質を救出」という説明に、今度は大竹浩介(JP)が「いーやちょちょちょちょ…カギの交換費用考えてる? 数万円するけど」とストップをかけた。カギを壊さずに侵入するのは無理だというSITリーダーが難色を示すが、「裏口開けてもらえばいいじゃない」と大竹。差し入れを表口、裏口からすればいいという無茶な案も、SITリーダーは一旦「検討しよう」と受け入れた。

だがそこでさらに口を挟んだのは月村久(前田拳太郎)。「でも…催涙ガスの成分で飲食物ダメになりますよね。後片付けでしばらく営業できなくなるでしょうし…」と懸念を明かすと、湯川班から次々に「たしかに…」「催涙ガスいらないな…」とヤジが飛ぶ。さすがに限界が来たようで、SITリーダーが「さっきからなんなんだ!-茶々ばっかり入れて!」と激怒。

「わかってねえよなあ…突入したら金かかるの」という中西の言葉に、SITリーダーは「我々は予算や経費を気にして動くつもりはない」と聞く耳を持たない。まさしく湯川と同じ思考だったのだが、その湯川から「いやいや、だからって余計な金がかかる方を選ぶ必要はないだろう」と声が上がる。素人強盗犯が闇バイトで動いていることを発見し、闇バイトの元締めを捕らえることで人質を開放させようという判断だ。

その後拘束を抜けだした藤堂と湯川班による息ぴったりのチームプレーで事件は解決したものの、チーム全員へ円の考え方が浸透したことが浮き彫りになった第6話。もちろん経費削減目標を達成できなければ万町署が統廃合されるという危機を知ったからではあるが、当初からの変化具合はすさまじいものがある。

SNSでは、湯川班メンバーの変化に「普通なら人質事件なんて緊迫のシーンなのに、円ちゃん化した湯川班からの茶々が入ったのかわいい」「円ちゃんと湯川班の距離が縮まってるのを感じるなあ。お互い影響されて認め合ってる姿が愛おしい…」「湯川班に経費削減思考が浸透してるの笑った。すっかり円色に染まってるね」といった声が相次いでいた。

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