26日、北海道で気温が上がり、全国で最も暑い一日になりました。夏になると増えるエアコン、扇風機による事故。それを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか。
ぐんぐんと気温があがった道内。26日、オホーツクの佐呂間町では、午後1時過ぎに30.9℃を記録するなど道内3つの地点で真夏日となりました。
井元小雪記者)
「この辺気温が30℃まであがり、真夏日になっているが?」。
「30℃!?まだ5月ですよね。真夏ですよね」
「暑いです。めっちゃアイス日和」
札幌でも25.6℃と、夏日に。26日は北海道が全国で最も暑い一日となりました。
この暑さの影響で十勝の中札内中学校では午前11時すぎ生徒9人が嘔吐や頭痛を訴え、熱中症の疑いで搬送されました。 中札内村の教育委員会によりますと当時、グラウンドで体育祭の練習をしていたということです。
近づいてきた、本格的な夏。熱中症を防ぐためにはエアコンを上手に活用することが有効ですが、製品評価技術基盤機構「NITE」は、いまのうちにエアコンの試運転をしてほしいと呼びかけています。
エアコンと扇風機による事故は2022年度までの5年間で409件発生し、そのほとんど、383件が火災の事故です。電源コードを継ぎ足して接続していると、接続不良で発煙や発火する可能性も。
さらに、延長するために電源ケーブルを途中で接続すると、エアコンには大きな電流が流れる場合があるため、異常発熱が原因で発火するおそれもあります。
また、エアコンの内部洗浄を行う際には電源配線やファンモーターなどの電気部品に洗浄液がかからないようにする必要があります。
誤った方法で内部洗浄をおこなうと洗浄液などが電気部品に付着し発煙・発火をするおそれがあるため注意が必要です。
【スタジオ】
これから自宅でエアコンを使う方も多くいらっしゃると思いますが事故を防ぐためには事前に点検をすることが大切です。ポイントをまとめました。
▼室外機が水漏れを起こしていないか
▼室内機や室外機から普段とは違った音や異臭がしていないか
▼使用する際は、延長コードを使ったり、電源コードを継ぎ足して使わないように
▼本格的な暑さを迎える前のいまの時期に試運転をしておく

(c)HTB